喫煙とタバコの法律が厳しくなるオーストラリア

タバコ

オーストラリアから、日本に帰った時に気になること。
それは、たばこを吸う人の多さや、飲食店でのたばこの臭い。

日本に住んでいた頃は、それは本当にごく当たり前で、ファミリーレストランなどで、禁煙席に座っていれば、臭いはそれほど気にならなかったものでした。
それこそ大昔になりますが、結構な割合で、お父さんが家の中でタバコを吸っていたり、それこそ会社にでも行けば、事務所でタバコをふかしている姿なんて、当然の時代があったものです。

事務所に入ったら、タバコの煙が充満していたり、なんていうことを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
そのころに比べたら、日本の喫煙マナーや関心というのも、本当に変わったものだと思います。

 

それでも、オーストラリアから日本に帰ると、やっぱりすごく気になってしまうのです。

それはなぜかと言えば、オーストラリアのほうが喫煙に関する法律が厳しくて、タバコを感じる時というのが、本当に無くなってきたからです。
オーストラリアに来た頃は、まだ飲食店でタバコを見かけたり、通りでタバコを吸っている人を多く見かけたものですが、最近は本当に数が減ってきました。

 

理由は簡単なのですが、法律での縛りが本当に厳しくなったという1点に尽きると思います。
屋内の公共の場では喫煙禁止という2006年の法律を皮切りに、各州で規制がどんどん強化されていきました。
レストラン・公共の交通手段、電車などの駅でも禁止、18歳以下の子供を連れている場合は車の中でも禁止、学校の入り口から数メートルは禁止。
そして屋外で食べ物が提供されている場でも禁止。

こうなると、どこで吸っていいの?という感じですよね。

 

オーストラリアに初めて来た頃には、レストランでもタバコの臭いがしていたものですが。
今や、「ちょっとタバコを吸ってくる」と、レストランの外に出て吸っているようなことになっていて、タバコを吸う方にとっては、ますます肩身の狭い思いをするはず。
さらに規制も進んでいくようですので、歩きタバコ禁止・道で吸ったらダメ、なんていうことになっていくのかもしれません。

 

日本だと、タバコのコマーシャルも格好良いですよね。
でもオーストラリアのタバコのコマーシャルは、タバコを吸うと癌になりますよだとか、そんなマイナスのイメージばかり。
百害あって一利なしと言われているだけあって、この点については徹底されていて、オーストラリアの対応は、ある意味で気持ちよさがあります。
<オーストラリアのタバコのCM>
英語がわからなくても、見るだけでかなり怖い映像なので、見てみたい方だけクリックしてください。

 

オーストラリアのタバコの箱

タバコの箱・パッケージもあり得ないほど怖く、こんな写真がタバコの箱になっているのですから。
そこには販売メーカーの美しいイメージなんて、まったくありません・・・
これは34歳の方が肺がんで亡くなったということが書かれていて、その10週前の姿と一緒に写っています。
「タバコを吸うと肺がんになりますよ」ということですね。

 

タバコの値段自体も、2000年頃を境に恐ろしい勢いで値上がりしていきました。
1990年頃には2.8ドル、その頃のオーストラリアドルの対日本円のレート自体も安いのですが180円くらい。
日本とそれほど変わらないぐらいですよね。

それが2000年には7ドル、2010年には13ドル、2015年には25ドル。
2010年を過ぎると、対円レートも上がって、2015年だと1箱2300円くらいということになります。
高すぎですよね、日本のタバコが高くなったとは言っても、まだ400円くらいですから。
でもそのくらいの金額なら、ちょっと我慢したら出せますしね。

【タバコの値段の参照元】
http://www.tobaccoinaustralia.org.au/13-3-the-price-of-tobacco-products-in-australia

 

さすがに1箱2000円と言われたら、お父さんのお小遣い3万円なんてよく言われますが、我慢しても買えない値段になってきます。
もう何年か後には40ドルまで上がるという話。
日本円のレートにもよりますが、その頃には4000円くらいになっているのかもしれません。
ここまで徹底されてくると、心地よいというか、こういう意味では良い国だなと感心します。

 
 

昔、オーストラリアの学校に通っていた頃、日本に帰るという話があるたびに、「タバコ買ってきてよ」なんていう話がありましたが、倍率でいえば、昔とは比べ物にならないくらい。
なんなら、ちょっと買い込んで、商売ができそうなくらいです。

ただ持ち込める数自体も少ないので、持ち込める数ぎりぎりまで持ってきたとして、レストランで夕飯が食べられるくらいでしょうか。

悪いとわかっているものを規制するなら、ここまで徹底的にやってもらったほうが良いですよね。