ご両親に時計を贈る


幼い日にあなたが渡した花一輪と同じように、心をこめた贈り物として。

できるだけ良い状態のものを贈りたい

「記念日にお世話になったお父さん・お母さんに時計をプレゼントしたい」
時計は古くは懐中時計の頃から、宝石や指輪などの貴金属と同じように扱われプレゼントをされてきたもの。
現代でも「高級なプレゼント」の代名詞として、時計が贈り物としてたくさんの方に選ばれています。

年配の夫婦

記念日やご両親への感謝の気持ちをこめて贈られるもの。
せっかくのプレゼントかつ縁起物でもあるので、できるだけ状態の良いものをお勧めしています。
子供から贈られるものであれば、どんなものを贈っても喜んでいただけるものですが、気持ちを込めてお渡しいただくことが大切です。

 

 

お選びいただく時に決めていただくこと

まず一番大切なことは、懐中時計が良いのか懐中時計が良いのかご検討ください。
お使いいただく方の年齢によっては、腕時計よりも懐中時計が喜ばれることがあります。

決めていただく前に必ずご考慮いただきたいのが、時計の文字や針が見えるかどうか。
だいたい60歳くらいを境に、老眼の影響で小さな文字が見えづらくなってきます。
特に贈られるのが女性の方の場合、アンティークの婦人物の腕時計はサイズが非常に小さく、文字も読みづらい大きさです。
さりげなく普段されている時計の話などをされてみて、今着けられている時計の数字が見えているのか等、ご確認いただきながら決めていただくのがお勧めです。

老眼で読みづらい新聞

また定年後など、外出される機会や着飾って人に会う機会が少なくなってくると、腕時計を着ける機会も減っていきます。
ゆっくりと机などに飾って、1日中楽しんでいただける懐中時計のほうが、ライフスタイルに合っている場合もあります。
どちらがよく利用してもらえるのか、どちらが利用しやすいのかを考えていただくと、どんな時計が良いのかが絞りこめてくるはずです。

 

 

定年退職を記念して贈る

長年お勤めをされたお父様・お母様のために、定年を記念してアンティーク時計をプレゼントされるのが一般的です。
仕事をしている間は時間に縛られているわけですが、これからはのんびりとした時間を過ごしてもらいたいということで、デジタル時計の100%正しい時刻しか指さない・忙しいイメージを避けて、コチコチと音を立てて時を刻む機械式のアンティーク時計が好まれています。
時計はいくつか持っていても、機械式時計や懐中時計は持っていない方も多いもの。
機械式の腕時計や懐中時計は、その見た目や感じも現代のデジタル時計とは一線を画すものとして喜ばれます。

ネクタイを外す

 

 

ご自身のご結婚の際に

ご自身のご結婚が決まった際に、それまで育ててくれたお礼の1つとして、また結婚式で身に着けてもらうために、アンティーク時計をお買い求めいただくことも人気です。
特にアンティークの腕時計には「ドレスウォッチ」と呼ばれる、特別な宴や式典などに身につけてこそ似合う雰囲気があります。
ただし、タキシード・イブニングドレスに派手な時計を着ける・時計を目立たせるように着けるのは失礼だとされています。
現在ではあまり言われることはありませんが、もし気にされるようでしたら、結婚式に着けられる時計を選ぶ際は、なるべくシンプルで上品なものをお選びください。

ウエディングブーケ

 

 

長寿を祝って

日本には、最も良く知られている還暦をはじめとして、おおよそ10年ごとに長寿をお祝いするしきたりがあります。
アンティーク時計はこれらのお祝いにも良く引き合いがあり、特に作られてから100年を超えたアンティーク時計には、贈られる方の「その時計と同じだけ長生きをして欲しい」という意味合いが込められて贈られています。
還暦のお祝いには銀時計を贈り、米寿のお祝いには金時計を贈るというのもおしゃれな贈り方です。

※生まれた歳を1歳とする数え年で祝われますので、下記の歳から1年を引いた年齢で祝います。

小道を歩く後ろ姿

 

還暦(61歳)…赤色

赤いちゃんちゃんこやずきんが贈られますが、現代での60歳というとまだまだ現役で働かれている方やお元気な方ばかりです。
還暦を迎えたからといって、急にお年寄り扱いをするのも大変失礼なものです。
お祝いの品としても懐中時計・腕時計を問わず、その方の個性や趣味などに合わせて贈られることをお勧めします。
還暦の赤色には金色・ゴールドが良く合いますので、金張りや金無垢などゴールドを基調とした時計が合わせやすいでしょう。
ゴルフをされる方なら懐中時計は非常におしゃれで、「この時計、息子・娘からもらったんだよ」と仲間内で話題にもなりますので、懐中時計を贈られるのも非常に喜ばれます。

 

古希(70歳)・喜寿(77歳)…紫色

現代ではこの歳でもまだまだお若い方が多いので、贈られる時計もその方に合わせて懐中時計・腕時計を選ばれると良いでしょう。
ただ年齢的には懐中時計を着ける姿が非常に良く似合うお歳になりますので、懐中時計に鎖を合わせていただくのもお勧めです。
古希・喜寿の色「紫色」には銀・金とも良く似合いますので、銀製・金製でもどちらの時計も合わせていただきやすいでしょう。
ただし、腕時計をお選びいただく場合は、婦人物の腕時計は文字も小さく針も非常に細くなっていますので、老眼で手元が見えづらくなっている場合は、懐中時計をお選びいただくほうが無難です。

 

米寿(88歳)…金茶・黄色

まだまだこのお歳でも元気な方はたくさんいらっしゃいます。
ここまで長生きしてもらったのなら、ぜひとも100歳までは生きてもらいたいもの。
特に米寿の色である金・黄色はアンティーク時計に使われている「ゴールド」にも通じます。
このお祝いでアンティーク時計を贈られるなら、100歳まで生きて欲しいという願いを込めて100年ものの懐中時計、ご予算に合わせて金無垢といった豪華な時計を贈られるのが良いでしょう。

 

 

生まれた年に作られた時計を贈る

プレゼント用に、お父様・お母様の生まれた年に作られた時計をお探しになられているお客様がよくいらっしゃいますが、このご要望には年々応えられなくなっています。
その理由は、お父様・お母様の生まれた年がアンティーク時計の全盛期(1950年頃まで)を過ぎていることが増えているからです。
この年代以降は時計の大量生産化、70年代以降では電池式のクォーツ時計などが機械式時計に取って替わってしまったことが大きく影響しています。

プレゼントを受け取る女性

大量生産時代のものになると、機械を自社製造するメーカーが減り、製造番号での製造年が割り出しにくくなり、古いクォーツなどの電池式の時計は、残念ながらプレゼントとしてお勧めできる状態ではありません。
クォーツなど電池式の時計は、純粋な機械式時計ではなく、基盤などが組み込まれているため、携帯電話やゲーム機のように、経年による劣化や突然故障してしまうことがあり、古いものほど現存しているものが少ないのはもちろんですが、正しく動くものというのも少なくなっています。
また機械式時計であれば、「止まる」原因を見つけて対応することはできますが、クォーツなどは原因不明の止まりや、部品が無いことから修理ができなくなってしまう確率も非常に高いものです。そのため贈り物には適しません。
また50年代以降の桁違いの大量生産が行われた時代になると、アンティークの機械式時計時代と比べると、品質やデザインの上で格段の違いがあり、現代に残っていたとしてもプレゼント用としてはあまり向かないことが多いのです。
時計のケースはステンレスや薄いメッキ物が増え、年数を経ているとメッキが完全にはがれていたりするためで、外観自体も大量生産時代のものらしくなってしまっています。
これらの年代でお探しの方には、100年を経過したアンティーク時計に「100年生きて欲しい」という願いを込めてプレゼントされることをお勧めしています。

 
 

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