鍵巻き時計の時刻を合わせる

 

 

アンティーク時計を楽しむという趣味

スーツを着るようになってから似合う物。
年齢を重ねるたびに似合う物。
苦かったコーヒーの味がわかるようになるように、歳を重ねてこそわかることがあります。

良いものがなぜ良いのかわかり、そして手間をかけることが楽しくなった時。
アンティーク時計という「大人の趣味」を始めてみませんか?
身に着けるだけで始められる、新しい趣味の世界のはじまりです。

コーヒーと腕時計
 

知り合いは高級車に凝っている、友達は家のインテリアにこだわっている。お隣りさんはテニスを習っているらしい。
どんな些細なこだわりや趣味でもそれがあるのと無いのでは大違い。そしてどんな趣味でもとても高尚なイメージがあるもの。
そして何かを楽しんでいる人の話は、いつも聞いていて面白く楽しいもの。
また物にこだわっている人の家にお伺いすると、どこを見ても新鮮です。

そんな趣味を持っている人たちの話を聞くと、何か始めてみたいなと思われませんか?
ちょっと時間にもゆとりができてきたので、何か始めてみようかな。
時間は無くても何かできる趣味はないかな?といつしか思うようになるものです。

でもそう思ってはみるものの、何かを始めてみるには時間も手間もかかるもの。
思ってはみるものの、いつも時間だけが過ぎている。
そんな経験はありませんか?
それならアンティーク時計を初めてみませんか?
アンティーク時計のコレクターでもあり販売している側として、アンティーク時計の魅力をお伝えします。

 

 

アンティーク時計は気軽に始められる趣味

アンティーク時計は、実はどんな方にもお勧めできる始めていただきやすい趣味の1つです。
別にコレクターのように集める必要はありませんし、専門書を読破しなければ使えないようなものでもありません。
古いクラシックカーに乗るように、クラッチのタイミングがね…なんてことを考えなければ乗りこなせないようなこともありませんし、スポーツをするような体を使ったり時間がかかったりするようなものでもありません。
アンティーク時計を趣味として始めていただくには、お持ちの時計の1つをアンティーク時計にしていただくだけ。
手に入れたその日から楽しむことができるのです。

懐中時計とスーツケース

お好きなアンティーク時計を探して、まずは1つ手に入れてみる。
毎朝起きた時ぜんまいを巻いて、コチコチという時を刻む音を聴く。
腕時計なら毎日着けて出勤のお供に、懐中時計なら書斎に飾って楽しめば雰囲気は最高です。
特に何の技術も経験も要らないけれど、今持っていただいているデジタル時計よりも、よっぽど個性豊かでちょっと手間をかけることもできて楽しいはずです。
そしてただそのお好きな時計を毎日使っていただければ、それが新しい1つの趣味になります。

なんだ?それだと持っているだけで趣味と呼べないのではないか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この手に入れていただいた1つのアンティーク時計に深みがあるのです。
アンティーク時計の魅力については次からの項目で語らせていただくとして、今、どれだけの人がアンティーク時計を持っているでしょうか?
昔なら当たり前だったリューズを巻いて時計を動かすということ。実は今の若い方はご存じなかったりするわけです。
その理由は、時計がデジタル時計に変わり始めたのが70年代ぐらいから。2000年頃には携帯電話も普及し、売られている時計は全てデジタル時計だったわけです。
となると手巻き時計というものは、実はもうカチャカチャとダイアルを回してチャンネルを変えていたブラウン管のテレビや、ジーコ・ジーコと回しながら電話を掛けていた電話機、文字だけしか送れなかったポケットベルのように、まるで1世紀も前であるかのようなシロモノになっているのです。
70年代頃に生まれた方でも大人になった頃には、ほとんどがデジタル時計。
多くの年代で手巻き時計を知らないという方が増えています。

 

 

古いけど新鮮、だから格好良い

趣味は何ですか?と尋ねられて「アンティーク時計を少々」なんていうのは、とってもおしゃれだと思われませんか?
アンティーク時計に合わせて服装を選んでみる。ちょっとおしゃれなところに外出してみる。そんなことができるのは、アンティーク時計のまさに魔力。
時計を身に着けているところやリューズを巻いているところで、時計について尋ねられることもあります。こんなことがあると嬉しくなりますね。
アンティーク時計はこうやって巻いてね、ぜんまいで動いているんだよなんて説明するだけで、最近の若い方にとっては、それが非常に新鮮に映るようです。
趣味としての響きも良いですね。

女性とガーベラ

しかもそれだけではなく、毎日身に着けるもの、コチコチと心臓のように動いている時計を見ていると、なぜかまるでペットのように可愛らしくなってくるはず。
個性的でもしかしたら同じものは日本に1つ、世界に1つしかないかもしれない。
デジタル時計のように5年ほど経ったら捨ててしまいかねないようなものでなく、今まで数十年・100年と動いているものなので、しっかり手入れをして使っていけば、人生を一緒に過ごすことができるかもしれないというのも、まるで自分の体の一部のようで愛着がわくものです。

毎日使って3年に一度はオーバーホールの定期検診。
趣味と呼べるものでここまで時間を一緒に過ごすものというのはなかなか無いはず。
さらに時計について知ろうと思えば、100年以上の歴史があり機械の違いがあり、メーカーやブランドなど時計の形や移り変わりなど、さらに深く掘り下げて知ることがたくさんあります。
アンティーク時計が始めやすい趣味であり、深い趣味であり、高尚な趣味であるというのがおわかりいただけたでしょうか?

もし最初に手に入れたアンティーク時計を気に入っていただけたなら、懐中時計なり腕時計なりまた別の1つを手に入れて愉しんでみてください。
それぞれに違った使い方ができ、違った魅力や楽しみ方があります。
楽しいと感じていただけたなら、趣味は「アンティーク時計集めです」なんて言える日もすぐそこかもしれません。

 

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