グリュエン金無垢女性用アンティーク腕時計上質な作り込み・14金【1925年頃】

オーダーメイドジュエリーのような手仕事の繊細さが光る

華麗さに上品さ。そしてひと目でわかる作りの良さ。
これがアンティーク時計でなくて何なのか、アンティーク時計にこそ求める姿がここにあるという、作りの非常に美しい腕時計です。

現代の時計に「高級」と名を冠したものは数あれど、ここまで繊細でしっかりと作り込まれたデザインの時計に出会うことはまずありません。
このような作りが成されたのは、時計の歴史の中でも時代的には実はごくわずかな期間のみ。
腕時計という作りが、まだ進化の途中であった時代であり、かつ腕の良い技術者が必要とされて、その技術がしっかりと継承されていた時代。
様々な要素が重なり合ったのが１９２０年代。

最上級の宝飾技術が盛り込まれ、かつそれを時計に仕上げることができた時代。
大量生産という時代の流れに入ってしまう前、そのわずかな期間の選ばれた時計にだけ、このような手がかけられていました。
自動化された機械で作り上げてしまう現在からは考えられないもので、「作り込まれた」という雰囲気がしっかりと伝わってくるものです。

時計の装飾を良くご覧いただくと、ケースの彫りの端々に、刃が流れたような跡がわずかに見ていただけるはず。
これこそが職人の手仕事によって現れるもので、婚約指輪をオーダーメイドされた方なら、この作りがどれほどのものかお分かりいただけるはず。
ただ単なる繊細さだけではなく、人の手による「作品」であることに、感動すら覚えていただけるものです。

ケースに施されている装飾は、どうやって作り上げたのだろうと驚くような素晴らしい作り。
ケースの上下は彫り抜きになっているもので、その仕上げの細やかさを見ると、作りの良さを感じずにはいられません。
また大きめのしっかりとしたダイヤモンドが上下に１つづつ入っているのも、大きなワンポイント。
装飾の素晴らしさに魅入っているところに、キラッと光るダイヤモンドは、このデザインと色合いには最高の組み合わせと言えるでしょう。

その姿と雰囲気は、まさに傑作と呼べるもの。
腕時計をすることが楽しくなる、そしてどうしても見せたくなる衝動に駆られるもの。
現代の時計では味わえない、アンティークでも選ばれたものにだけ感じられる雰囲気がここにあります。

店主のワンポイントと評価

総合評価　S

女性用の時計ではありますが、ここまで綺麗な作りとなると、正直なところで男性である私自身も着けて見たくなるほどの魅力があります。
時計自体の作り、デザイン、総合的な見た目はもちろん、手にした時にご満足していただける素晴らしい１点です。
実際に着けた雰囲気は、写真では伝わらないところもありますので、ぜひ手に取って見ていただきたいと思う、見た目も作りも良いものです。

状態　A+

特記事項はありません。

希少性　A+

非常に希少なもので、入荷がお約束できない商品です。

贈り物　S

男性である店主自体が着けたくなるほどの魅力がある時計で、これが贈り物にお勧めできないはずがありません。
手にしていただくと、自分用にしたいと感じられるはずで、贈り物としては最高に素晴らしい１点です。