ウォルサムアンティーク懐中時計花と盾【1907年製】

商品のご紹介

とてもアンティークらしい雰囲気を持った、「クラッシック感」のある懐中時計です。
懐中時計のアンティークでは人気のあるウォルサム社のもので、１００年経った現代でもその時計に人気があるのは、メーカーの良さや時計の魅力が不変であるという証。
アンティークの懐中時計では、ウォルサムといえばとても良く知られたメーカーの１つです。

この時計は、一見シンプルなデザインではありますが、様々な細工の凝らされた１点。
特にケースの作りと色合いに特徴があり、ケースの表面部分の装飾が彫りだけではなく立体的な作りになっている点。
草花の模様には、その色合いを金で再現すべく、よく知られる金の色といえば黄色ですが、金を緑・黄色・ローズゴールドと３色に仕立て、草花の色合いを上手く表現しています。

またこのケースは特にケースのサイドにもこだわりの感じられるもので、リューズ側に向かって上半分の側面にはコインエッジのような模様が施されています。
本来コインエッジという模様は、訳せば硬貨の側面という意味合いで、硬貨に刻まれるギザギザからそのように言われますが、この時計のものはそれぞれのエッジが大きく、エッジとは呼べないようなしっかりとした凹凸と曲面のある装飾になっていて、ケース下半分の側面にも少し違った装飾が施されています。

ケースの表面には、表裏と違った模様が施されていますが、蓋の開く側にはアンティークならではの盾のような装飾。
少し変わった模様になっている反対側ですが、おそらくは横に置かれた花束をモチーフとしているものだと思われます。
文字盤自体はシンプルな陶製にブルースチールの針、ローマ数字でアンティークらしい雰囲気が良く出ています。

花束の模様と盾の面に刻印された名前。
その名前は残念ながら完全には読むことはできませんが、花束が入った時計を贈ったロマンチックな情景が浮かぶような時計です。