このような方には向きません


アンティーク時計を扱うには向き不向きがあります。下記に当てはまる方にはお勧めできません。

懐中時計と本

 

 

アンティークであることをご理解ください

アンティーク時計は、作られてから50年・100年という長い年月の過ぎた時計です。
懐中時計や腕時計が一般的に使われ始めたのが1900年前後。もっと昔からあるように思いませんか?
1900年から2000年の100年の間に、テレビや携帯電話・パソコンなどといった精密機器が普及し、めざましい技術革新のもと、時代は大きく変わりました。
現在の時計と100年前の時計では、作りや技術が違うのは当たり前で、精度にはその時代時代に求められていた程度があり、必然的に限界があります。
また状態についても、どんなに状態の良いものであっても、どんなに状態良く仕上げられていても、使われている以上は小さな傷や経年による変化があるものです。
長い年月を経ても変わらない陶器や貨幣のようなアンティークとは違います。
アンティーク時計で状態の良いものは、そのような良い状態で残っていることを感謝するほどのものなのです。

昔の街並み

ご購入いただいた時計が大切にされない・ご購入いただいたお客様に喜んでいただけないのは、どちらも寂しいことで当店が望むことではありません。
そのため当店では下記に該当する方には、アンティーク時計の購入はお勧めしていません。

 

 

現代の時計のような精度を求められる方

アンティーク時計には、時計を縦にしたとき、横や斜めなどにした時の姿勢差や、振動による誤差を補正する機構が無ありません。
使用による摩耗や部品の劣化や、また色々な時計師や技術者が手を掛けたことによる時計の状態の変化なども加わっています。
どんなに腕の良い時計士による調整であっても、時計自体が持つ限界や機械の状態、使用時の状況などによって誤差は必ず生じます。

100年前の数時間に1本走る機関車の時代に、どれほどの精度が求められたでしょうか?
誤差もアンティークの楽しみだと思っていただける方、時間を合わせることを楽しんでいただける方なら、アンティーク時計はぴったりです。

ストップウォッチ

 

 

小さな傷や使用感を受け入れられない方

100年間引き出しに使われずにしまわれていた時計の状態が、必ずしも良いということはありません。
時計も車と同じで、年月の経過とともに油切れや、保管の状態によっては内部の錆びが発生することもあります。
これらを避けるために、オーバーホールというメンテナンスを、3年に一度程度の割合で行います。
時々でも使用されメンテナンスを受けていた時計と、100年間ただ置かれていた時計ではどちらの状態が良いでしょうか?
それぞれの時計にもよりますが、使われてはいたものの、しっかりとメンテナンスも施されていた時計のほうが状態の良いものが多いものです。

経年変化がみられる懐中時計

使われているものである以上は、ある程度の傷や経年による変化が現れるのは当たり前のことなのです。
それがアンティークの味でもあり、楽しんでいただくポイントでもあります。

 

 

メンテナンス費用を払いたくない方

機械式時計は、機械の清掃や注油を行うオーバーホールという作業を、できれば3年・長くても5年に一度程度の割合で受けていただくことになります。
この作業には、お店や時計によって違いますが、数万円程度の費用がかかります。
メンテナンスを受けないで使い続けると、油切れによる磨耗・汚れや錆びなどにより、機械の状態が悪くなっていきます。
ひとたび動かなくなったときには、修理をするのにより多くの費用がかかることや、最悪の場合には元に戻すことができないことにもなりかねません。
アンティーク時計をお使いいただく、お持ちいただくことは、ある程度の固定経費がかかるものだと思っておいてください。

時計の機械

 

 

時計に時間や思いやりをかけられない方

アンティーク時計・機械式時計は、基本的には手巻きで、毎日1度リューズを巻き上げてあげる必要があります。
基本的には防水機能なども無いため、雨の日や湿度の多い日には、機械の中に水や水滴が入り込んでしまわないよう注意をしてお使いいただく、もしくはデジタル時計を代わりにご利用いただくことも考えていただく必要があります。
時間や手間ひまをかけることを楽しんでいただける方なら、アンティーク時計を楽しんでいただけることでしょう。

婦人の手と腕時計

望まれて好かれて使っていただいてこそ、アンティーク時計としての価値があるというものです。
50年・100年と長い年月を生き残ってきた時計たちは、現在もどんどん数が少なくなり年を追うごとに希少なものになっています。
安い時計であっても高い時計であっても、それぞれが大変貴重なものになりつつあります。

 

 

ご購入を決めていただく前のお願い

アンティーク時計・機械式時計が人気になっていますが、精度や状態ではデジタル時計や新しい時計には及びません。
ただ、アンティーク時計には、アンティーク時計だけの良さがあるのです。
当店にとって販売することも大切ですが、お買い上げいただいたお客様も楽しんでいただける・買っていただいた時計たちも、その時計人生を全うできることも大切です。
時計もお買い上げいただいたお客様も、お互い幸せであれるよう、お買い上げいただく際には、アンティーク時計がお客様のライフスタイルやご希望に沿うものか、改めてご確認ください。

 
 

< 次のページ >

買ってはいけない時計

カメラの前で静止を求める
初めてアンティーク時計を持っていただくなら、コンバート時計のような改造時計は絶対に手を出さない、鎖引きやダラーウォッチも避けてください。
続きを読む

< 前のページ >

傷や汚れも楽しむのが基本

使用感のある懐中時計とチェーン
アンティークとは、長い年月を経ていることはもちろん、使用されていたものでもあります。少しの傷や使用感は味として楽しんでいただくものです。
続きを読む

 

関連記事