ロンジン 定番の作りが心地よいアンティーク懐中時計 【1918年製】

貴方のスタイルに染めて使って欲しい

今ではロレックスやオメガなど、名だたる高級ブランドに押されてしまった感がありますが、時計を好きな人が愛するブランドとして有名なのがこのロンジン。
長い歴史の中で、それこそ時計が精度を求めていた時代に、数々の賞を受賞したことからも、どれほど信頼があったブランドなのかがわかります。
そしてその良さは、精度の良さを生み出すための、機械の作りの良さにまで及びます。
それこそが時計好きを惹きつける、ロンジンのひとつの魅力。

そんなロンジンの非常に古い、すでに１００年ほどの歳月を経たアンティークの懐中時計です。
とても綺麗な状態の良いもので、当時はまだ厚めの懐中時計が多かった中にあって、かなりの薄型で使い勝手の良い大きさ。
お客様がご覧いただける部分ではないのですが、機械の作りの違いも、写真からご覧いただけるかと思います。
現在ではこのようにしっかりと作りこまれた機械に人気があり、時計ではなく、この機械だけを入手するだけでも、かなりの費用になってしまうという作りの良いものです。

アンティーク懐中時計らしい定番のデザインとスタイルで、その言葉のイメージぴったりに楽しんでいただけるものだと思います。
ローマ数字そしてシャンパン色の文字盤に、特殊な形をしたブルースチールの針。
シンプルな作りのケースではありますが、その裏側には所有者だった方のものだと思われるイニシャルが。
このようなケースの彫りでさえ、この時代は手で行われていたもので、その線の一つひとつに手彫りの刃の伸び、手彫りならではの跡が見て取れるのも、この時代ならではのものです。

シンプルな作りではありますが、しっかりとした風格を備え、その姿がとても印象的。
サイズや厚みという点でも使い勝手のとても良いものです。
美術品や芸術品ではない、実用的な懐中時計であり、自分の好みのスタイルに合わせて、しっかりと使い込んでいただきたい１点です。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A

写真をご覧いただくと、とても雰囲気の良い時計だと感じられませんか？
写真写りの良い時計は、やはり実物でも良いものです。
ロンジンらしい、しっかりとした作りの機械を積んだ時計で、デザイン良し作り良しで「懐中時計の美しさ」を備えています。

ロンジンの名前が文字盤にありませんが、文字盤に銘が無いのは特別なことではなく、当時宝飾店などで販売されていたり、メーカーの名前を出したくない売り方をされるものでは、メーカー名が刻印されないことは当たり前のことでしたので、この時計に限らずよくあります。
コレクター要素という点で少し評価を下げていますが、全体的な時計の状態からは、本当はもっと評価されて良い、評価したい１点です。

状態　A-

いろいろなアンティーク時計をご覧いただいていれば、この時計の顔の状態の良さがお分かりいただけるはず。
金属製の文字盤は劣化していることが多いのですが、本当に綺麗な状態のもの。
数字回りと中央付近で少し色の違いは出ているのですが、素材と年代を考えると驚くほどの状態の良さです。
写真でも光の入っているものだとわかりにくいもので、影を差した写真でわかりやすく写るように掲載させていただいています。
肉眼ではこのあたりに色の違いがあるなと認識できる状態です。
またケースの側面の下側に少し傷があり、こちらも軽度の物で、写真を掲載させていただいています。

希少性　A-

素材と年代を考慮すると、非常に状態の良いものです。
無いものではありませんが、同じ程度のものとなると簡単に入手できるものではありません。

贈り物　A

文字盤に少し色変わりがありますので、その点をどう評価されるかによります。
アンティークらしい雰囲気の良さが出ていますが、そのような変化や状態を好まれない方にはお勧めできませんが、時計そのものとしては贈り物としてもお勧めしたいものです。

備考

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