時計コレクションを束ね繋ぐ最高のアンティーク
チェーンの部分一つひとつが「イヤープレート」になっていて、その年代を伝えているという、アンティークチェーンとしても、アンティーク全般としてみても、とても有意義で味のある作りのチェーンです。
1910年から1931年までの合計22個のイヤープレートが連なっていて、22年間という長い歳月を、このチェーン一本が表しているという年代物。
政治経済そして産業まで、ありとあらゆるものが変わった激動の時代、まさにその時代を通して綴られた歴史の証人。
難しい時代にありながら、このようなものが作られ、そして続いていたということに感心させられるものでしょう。
チェーンの表面にある1910から1931の数字は、これらそれぞれ一つひとつが、そのプレートが作られた製造年を表しています。
表面に1919とあるものは、そのプレートが1919年に製造されたもの。
裏返してみると、1919年に製造された銀製品であることを証明する刻印が刻まれています。
そのままの形を懐中時計用のチェーンとして、ご利用いただくのも1つの手ですが、プレート自体しっかりとした大きさがあり厚みもあるもの。
1本のチェーンとせずに、何本かに分けていただいて使っていただくのも良いでしょう。
また一つひとつのイヤープレートには、上下左右にリングが配置されていますので、イヤープレート単体としての利用方法や利用価値もいろいろと考えることができるという優れものです。
写真で簡単に例示させていただいていますが、例えばチェーンとして考えていただくのではなく、その年を表すイヤープレートだとお考えいただくと、プレートに短いチェーンを繋いでいただいて、その年に作られた懐中時計を繋いでいくと、時計コレクションがずらっと一同に並ぶというコレクションアイテムに。(銀の短いチェーンやクリップは、有料になりますが必要な数をご用意させていただくことができます)
またプレート単体を外していただいて、お気に入りの時計を収納するケースに取り付けると、よりアンティークな雰囲気が楽しめる、その時計だけのイヤープレートにもなります。(木箱に取り付けられた単体のプレートは、写真用の余っている別のプレートからです)
チェーンとしては当店で扱ったものの中では最大。
最大級の太さと長さを誇りますが、あまりに大きすぎ長すぎるため、そのままを懐中時計用のチェーンとしてご使用いただくのは、実用としては大きすぎるという感が否めません。
雰囲気の良い作りのアンティークで、大きくて迫力のあるデザインであるという点から、飾って眺めるコレクターズアイテムとしてお勧めしたいものです。
このチェーン・プレートは英国製で、ある特殊なごく限られた用途用として毎年少数のプレートが製造されていたもので、このチェーンはそれらをつなぎ合わせたものです。
プレートの裏には番号の刻印があり、その番号が全て揃っているのが正統な物という証。
このチェーンには、全てのプレートに同じ番号が刻印されています。
店主のワンポイントと評価
総合評価
アンティーク懐中時計をいくつか持っている・集めている方にお勧めしたい商品で、各年ごとのプレートの上下に輪があるので、そこにその年製造の懐中時計を付けて飾ると、これ以上無いという贅沢な時計のディスプレイになること間違いなしです。
このチェーンが真っ直ぐに置けるディスプレイケース、そこに年数に応じた時計を並べて飾る。
コレクターには垂涎物の1点だと思います。
状態
特記事項はありません。
希少性
数は少ないながら入荷はあるものです。
ただしこのチェーンのように、懐中時計全盛期のような古い年代のものでかつ年数が漏れずに数がまとまっている、さらに番号の刻印まで統一されているものは希少です。
贈り物
特別な品で贈り物としても、用途がお分かりの方であれば、とてもお勧めできる味のある作りです。
ただどちらかと言えば、ご自身のコレクションを完遂させてもらう用途のほうが、より価値のある使い方ができるものだと言えるでしょう。
備考
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