ウォルサムの金時計と歩くメルボルン Richmond

ベンチの落ち葉と懐中時計

メルボルンの中心地が新しくなる中、お店や家なども古いものが残るRichmondの南東エリアを懐中時計と歩く。

公園でベンチに座って懐中時計

公園のベンチとウォルサムの懐中時計

まずは歩き始めの公園、Burnley公園のベンチから。
懐中時計と古いベンチ、とっても絵になります。
季節はちょうどメルボルンの冬の始まり、天気もあまり良くない日が多いので、写真もちょっと暗くなりがち。
でもこんな冬の季節には、写真もしっとりとした感じになります。

公園を出てレストランが並ぶブリッジロードへ。

ブリッジロードは、お洒落なお店が並ぶ通りでメルボルンでは有名な通りの1つ。
ただこのBurnley寄りの場所は、その通りも端のほうなので、通りの車は多いものの訪れる人は少なめ。
この写真は、通りの古い建物から。
雰囲気が伝わるような、懐中時計と通りの良い写真が撮れました。

古い建物から懐中時計とブリッジロードを撮る

有名なチャーチストリートへ

これまたメルボルンでは有名なチャーチストリートではありますが、賑やかなのはさらに南のサウスヤラエリア。
このあたりは、ただの通り道という感じで、家の並ぶ住宅エリア。
古い教会や建物がちょこちょこっとありますが、さすがに天気の悪い日に撮った写真、あまり綺麗には写りません。

この写真の中にある、ひと際古い2階建ての建物。
歴史のある建物かと思いきや、なんと普通に「家」として使われている建物だったようで、2016年に5億円ほどで売却されていました。
6年前に5億円、あれから不動産が上がり続けているメルボルン、今だといくらになっているのやら。
https://www.realestate.com.au/sold/property-house-vic-richmond-121992314

スワンストリートに入っていきます

街路樹とウォルサムの懐中時計

街路樹のところでも、懐中時計の写真をパチリ。
どこか写真を撮れるところが無いかな?と探していると、いつもは見ない場所も見えてくるもの。

今ではほとんど見かけることのなくなった公衆電話。
昔はお世話になったものですが、今や時代はカード。
小銭もお財布にあまり入っていないし、電話番号も実家と数人の携帯電話の番号しか覚えていません。
公衆電話から電話をしている人も、昔は普通にいたのになと、懐かしく感じました。

そして鳥の写真は、これ公共のゴミ箱です。
普段は何気なく通り過ぎていますが、誰かがちょっと落書きしています。
それもなんとなくかわいいものです。

たまたま空を見上げると、看板とコンクリートの壁がとってもお洒落な感じに。
通りを歩いていると、この日は閉まっていましたが、革製品を加工するお店らしく、お店の中の机の上には工具が。
お洒落な小物のお店があったり、写真の窓にケンタッキーの看板が写っていたり、ハプニングもまた楽しいもの。

お洒落な建物と看板

ちょっと道を外れて裏通りへ

そのまま大通りを進んでも面白くないので、1本道を逸れて裏通りへ。
細い古い道ですが、ここには色々ウォールアートがあります。
パッと見では治安が悪そうにも見えますが、メルボルンではこのウォールアート、色々なところで見ることができます。
メルボルンの観光資源の1つにもなっていて、市の許可を取って描ける場所、違法に書かれているものもたくさんありますが、メルボルンの1つの名物になっています。

昔ながらの石畳の道もあったり、メルボルンの中心地に近い市街地なのに、道の脇に「グレープフルーツ」と書かれて置かれている容器。
自由に取って行ってくださいね、というもの。
住宅地でも少し離れたエリアだと時々見かけますが、こんなびっくりするほど土地が高いエリアでも、庭に植えている方がいるんだなと。
ちょっとほっとした気分にさせてくれました。

今回一緒に歩いた時計

芝生と落ち葉と懐中時計

ウォルサムの金時計

非常に希少な1点で、金無垢のケースに金の鎖というセット物。
金の鎖には金の十字架、そして金彩装飾の文字盤の中央にある十字と、2つの十字が時計と鎖にあります。
当時の持ち主の方、贈られた方がキリスト教を信仰されていた方だったのでしょう。

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今回歩いたのはこのルート

メルボルンのシティと呼ばれる中心からもすぐの場所。
観光エリアとはまったく無関係で、住んでいない限りはわざわざ通らないような場所です。
ぐるっと回って約1時間ほど、ブリッジロードにお洒落なお店があるくらいです。

著者: メルシーウォッチ店主
ライター | 写真撮影

趣味の時計好きが高じて、毎日楽しみながら仕事をさせて頂いています。
このコラムやブログの写真は、通りやお店など、写真を撮りにくい場所で撮っています。
不審者だと思われないように、カメラではなく携帯電話で素早くサッと撮っていますので、ピントが合っていないものはご愛嬌で。
こちらでの生活が長くなり、ご縁も増えましたので、メルボルン・オーストラリアの企業の取材や、写真撮影のご依頼があれば、正式なカメラマンの派遣も可。海外への販路開拓、売買交渉などもお手伝い可能です。