オメガの大きな銀時計と訪れる図書館 Nunawading

オメガの銀の懐中時計と洋書

メルボルン東部の住宅地Nunawading、新しいモダンな図書館を懐中時計と訪れる。

綺麗な新しいカタチの図書館

オメガの銀の懐中時計と外の風景

ここはメルボルンの中心地からは少し離れたNunawadingという駅の近く。
図書館というと、昔ながらの古い建物を想像される方も多いかもしれません。
今日訪れた、この図書館は比較的新しく建てられたモダンで現代的な図書館の1つ。

入口を入ってすぐのところには、服や電化製品のリサイクルの流れを書いたものがあります。
小さな子供連れの方も多いので、こういった教育系の掲示物は良いですね、欲を言えば大型モニターにして、内容を時々変えるほうがもっと良くなるように思います。

新聞・雑誌・週刊誌も

ローカル新聞とオメガの懐中時計

図書館に入るとこんな感じです。
ここは新しく建てられた図書館だけあって、場所も広くてゆったり。
特殊な図書館を除いては、入館するだけなら何も要らないし、カバンを持って入れるので、受け付けも無くそのまま素通りです。

オープンカフェのよう

カフェのように特別お洒落というわけではありませんが、ところどころに置かれた椅子や机も良い感じです。
どれもシンプルですが、窓際の席に座ると、幹線道路沿いは車が行き交い、図書館の裏側は公園になっているので緑がいっぱい。
当たり前ですが、夏場はクーラー、冬場は暖房が利いていて過ごしやすい。
調べものついでに本を読みながら、コーヒーでも飲めたら最高なのですが。

CD・DVD・中国語書籍も

図書館には、これも昭和の物ですよね、「懐かしの」CDも。
そしてDVDの映画のタイトルもたくさん並んでいます。

少し前、インターネットが普及する前の時代なら、子供も大人も喜んで借りて行ったはずですよね。
今は音楽・映画もネットで視聴する時代、映画館でさえ人がいないので、図書館のDVDもあまり借りている人がいない様子。
たまに時期的な関係でネットフリックスなどに無い映画もあるようで、子供はそういうのを目聡く見つけていきます。

そしてここNunawadingの図書館は、中国語の書籍コーナーに結構数がありました。
漢字だったので「もしかして日本語?」と思ったら、中国語でした。
オーストラリア・メルボルンはどこもそうですが、中国の方が多いので、こういうところは同じ国の人の数が多いほうが、なにかとお得です。

第1次大戦の資料本と懐中時計

これ何だかわかりますか?

タイトルが英語になっているのと、写真が小さいのでわかりにくいかも。
どっさりとある感じのこの本、なんと日本の漫画本。
もちろんアメリカの漫画などもありますが、日本の漫画の数が圧倒的。
ナルトに鬼滅の刃にポケモン、私のようなおっさんにはわからないタイトルのものまでたくさん。

外国語の選択をする時に、昔はドイツ・フランス語、そして日本語が人気があったそうですが、今の人気は中国語。
しかしながら、今も「日本語」を学びたいと思う人が多いのは、漫画やアニメの影響が非常に大きいようです。
ここで暮らしていると、日本人で良かったなと思うことが多々あります。

影のあるオメガの懐中時計の写真

本を借りるのは無人で

図書館にもインターネット・現代テクノロジーが。
図書館内の端末で本を探せます。

本を借りる時は、貸し出し端末の読み取り機に、本をさっとかざすだけ。
予約が入っていて借りれなかったり、なぜかエラーが出て借りれなかったり、図書館の方にお世話になることもありますが、ピピっとスキャンをして、借りた本のレシートを印刷するか、登録してあるメールアドレスに送って終了。
特に問題がなければ、ものの2・3分。早いものです。

私の住んでいるエリアWhitehorseだと、なんと一度に借りられるのは70点。
期限は3週間ですが、次の予約が入っていなければ、簡単に自宅から延長できるので、その辺りは本当に便利になりました。

オメガの懐中時計のモノクロ写真

図書館で携帯電話で撮影なんて、見つかったら何か言われるかな?と思っていましたが、難なく撮影終了。
図書館でスマホを使っている人なんて、当たり前にあちこちに居るので、図書館で携帯電話を触っていても当たり前のことなんでしょうね。
よく見れば、お父さん・お母さんらしき人はもちろん、年配の方もスマホを出して・・・、時代ですね。

今回一緒に歩いた時計

オメガの銀無垢懐中時計

オメガの銀時計

100年以上前の銀無垢製のアンティークオメガ。
この時代の懐中時計らしく、陶製の文字盤に上品な短針と長針。
とても風格のある懐中時計です。

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今回歩いたのはこのルート

メルボルンから東側に車で30分ほどの住宅街。
このあたりはシティに抜ける高速道路も近く、メルボルンの中心地に向かう電車の駅にバスあり、大手のお店の並ぶ通りありと、とても暮らしやすいエリア。
観光では立ち寄らないところですが、住むならシティから離れたほうが「住んでいる」感を楽しめます。

著者: メルシーウォッチ店主
ライター | 写真撮影

趣味の時計好きが高じて、毎日楽しみながら仕事をさせて頂いています。
このコラムやブログの写真は、通りやお店など、写真を撮りにくい場所で撮っています。
不審者だと思われないように、カメラではなく携帯電話で素早くサッと撮っていますので、ピントが合っていないものはご愛嬌で。
こちらでの生活が長くなり、ご縁も増えましたので、メルボルン・オーストラリアの企業の取材や、写真撮影のご依頼があれば、正式なカメラマンの派遣も可。海外への販路開拓、売買交渉などもお手伝い可能です。