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よくある故障事例


時計の調子がおかしいなと思ったら。その原因と対応をご案内しています。

時計の機械

 

 

故障の主な症状は止まりと誤差

時計の故障の主な症状は、「時計が止まってしまった」もしくは「時間の誤差が大きくなる」というのが定番です。
ご相談をいただくお客様の90%以上が、そのどちらかのご相談です。

ただ症状としては定番でありながら、その原因は本当にさまざま。
人にたくさんの病気があるように、例えるなら、ただの頭痛であっても、その原因が一つではないところに似ています。

部品同士の間隔が変わってしまっていたり、衝撃でわずかな曲がりが出ていたり。
ネジを締める力加減一つとってみても、それが大きな原因になることもあります。

 

 

よくある故障例

 

すぐに止まってしまう

お届けしてすぐにこのようなご連絡をいただくことがありますが、そのほとんどがぜんまいの巻き上げが十分でない場合です。
当店で扱わせていただく時計は、8日巻き時計など特別なものを除いては、毎日ぜんまいを巻き上げてあげる必要があります。
ぜんまいを一杯まで巻き上げていただくと、通常は約1日・24時間以上動きます。

しっかりと一杯まで巻き上げられているかどうか、改めてご確認ください。
巻き上げる際に、一般的にリューズは20~30回ほど回すことになります。
もし4・5回もしくは10回以下程度で巻き上げを止めている場合には、巻き上げが不十分であると考えられます。
(回数はあくまで例で、機械や巻き方によっても変わりますので、ここにある回数を目安に回さないでください)

ぜんまいの巻き上げが十分でない場合、ぜんまいの反発力が低く、機械に正しく動くだけの力を伝えられていません。
そのため、誤差が生じたり、すぐに止まってしまう原因となります。
 

極端な進みやそれに伴う止まり

初めてアンティーク時計をご使用いただくお客様に多い事例で、機械が磁気を帯びてしまっている可能性があります。
強い磁気を帯びると、部品同士がくっついてしまい、正常な動作をしなくなることがあります。
症状としては比較的軽いものですので、なるべく早めにご相談ください。
 

動作不良や止まり

落とされたり水が入って部品が錆びている等が原因であることもありますが、年数の経過によって油切れや汚れなども起こります。
症状が軽ければオーバーホールで直るケースがほとんどです。
定期的なオーバーホールを受けることはもちろん、動作不良だと思われたら早めにご相談ください。
 

止まってしまったが揺すると動き出した

特に1930年頃までに作られた時計は、ごくまれに部品同士が非常に稀なタイミングで噛み合ってしまい、止まってしまうことがあります。
機械の作りによるもので、非常に少ない確率でしか起こらない状態ですが、動作している部品の位置や偶然に軽い衝撃などが加わり、そういった状況を引き起こすことがあります。
故障という状態ではありませんが、原因が他にあることもありますので、動き出したとしてもできるだけご相談ください。

 

落とされたことによる止まりや破損

落として大きな衝撃を受けて破損した場合など、部品の調達や製作が必要になることもあります。
必ずしも全ての時計が直るわけではありませんが、可能な限り部品の入手や制作をさせていただき、できる限り対応をさせていただきます。
 

水が時計に入る・水に浸かってしまった場合

機械に水が入ってしまうと、錆びは早いと数日で発生します。
問題無く動作している場合でも、水が入ってしまえば、必ず見えない部分で錆びが進行しています。
早ければ早いほど軽症で済みますので、できるだけ早めにご相談ください。
 

リューズや巻き芯の抜け

リューズ付近から水が入ったことで、巻き芯を留めている部品が腐食し、留めが甘くなり抜け落ちることがあります。
よく出し入れする部分でもあり、部品の摩耗によっても同様のことが起こることがあります。
取れてしまった場合は、できるだけ部品を確保して早めにご相談ください。
 

ケースに傷がついてしまった場合

傷の深さや場所・ケースの素材などによっても変わりますが、よほど場所が悪くない限りは補修できる可能性があります。
へこんだ部分を裏側から押し出して仕上げ直す、傷を補修してメッキを掛けて仕上げ直すなど、様々な対応が取れることがありますので、まずはご相談ください。
懐中時計などで、ケースの表面に装飾彫りのある箇所については、補修自体ができない場合もあります。
 

風防の傷や破損もしくは紛失

昔から風防自体は、割れたり傷がつきやすい消耗品です。
一般的な丸型の風防であれば、腕時計や懐中時計を問わず、比較的どのようなサイズでも入手が可能です。
腕時計の長方形やカーブをしているような特殊な形状のものも、昔に作られたものが入手可能である場合や、一からガラスを削り出して作り出すことも可能です。

 

 

期間と費用

動作不良や症状が軽い場合で、軽い修理や矯正・オーバーホールで対応できる場合は最短で1ヶ月程度です。
クリスマスなど贈り物のシーズンや、当店のセール時期は時計士の仕事も込み合いますので、通常よりもお日にちをいただくことがあります。
費用は原因と状態によりますが、軽度の修理やオーバーホールのみであれば、当店のオーバーホール料金に準じます。
その他の修理については、それぞれの修理箇所によって期間も費用も変わります。

 
 

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