
これぞ年代ものという特徴を備えた1点
アンティーク時代の腕時計や懐中時計で、人気があると言われているのが「ロンジン」。
その理由は、自社でしっかりと機械を作り、機械に対して時計に対して、とても真摯に向き合ったメーカーであったことから。
古くは数々の賞を受賞していたメーカーでもあり、スイスの博物館を訪れると、自社でしっかりと資料や時計を保存し展示していることからも、メーカーの歴史が感じられます。
この時計は、そんなロンジンの非常に古い年代に作られた、「年代物」という言葉がぴったりと当てはまる懐中時計。
1890年代以降になると、比較的まだ入手しやすい時代といえますが、1880年代の時計になると、ちょっと入手自体も難しくなるもの。
当時の製造技術等の関係で、作られていた数自体がのちの時代と桁違いで、圧倒的に作られていた数が少ないことももちろん、使える状態で残っているものも少なくなっています。
ただこういった年代のものは、「製造技術の向上」前ということで、機械などでも、しっかりと手が掛けられていることがわかるものが多いのも特徴の1つ。
時計の作り一つを取ってみても、機械の作りにしても、明らかに違いが見える時代のもので、アンティークだなと感じて頂ける部分が多いものかと思います。
綺麗だと思える作りを楽しむ
時計としては、しっかりと大きなサイズのハンターケース。
表面にはローズゴールドで彩られた馬のワンポイントを中心に、それを囲むように周りに細やかな装飾があり、ケース裏側の装飾も非常に細やかなもので、ケースの側面、また懐中時計を吊り下げる輪の部分にも装飾が施されています。
またもう1つ、アンティークとして面白い部分は、蓋を開けての内側の部分。
古い書体でおそらくLCG、この3文字が装飾されて彫り込まれていて、時計を開けて楽しめる、とても雰囲気の良い彫り、装飾ではないでしょうか。
通常は写真は掲載しないのですが、こちらは非常に綺麗な個体の機械ですので、機械の写真も掲載させて頂いています。
時計の裏蓋にも彫りがあり、以下のように刻印されています。
Longines
Ancre 15 rubis
Grand diplôme d’honneur
Anvers, 1885
Médaille d’or Paris
1878
ロンジン
レバー脱進機、15石
最優秀賞
アントワープ、1885年
金メダル、パリ
1878年
店主のワンポイントと評価
総合評価
大型のハンターケースで、重厚感そして存在感のある懐中時計です。
装飾やデザインについては、これは本当に古い年代ならではで、とても魅力のある部分かと思います。
特に古い年代のものであるため、少し経年・使用による問題もありますが、これもアンティークの魅力として見て頂く部分かなと思います。
状態
ガラス枠の部分が本来は銀であったはずですが、どこかで金属製に交換されています。
また表蓋部分を開くバネも開く強さは十分にありますが、少し長さが足りないため、開いた後に少し閉じ気味になります。
希少性
枠が交換されていたりと、ちょっとした検討部分はありますが、年代的にも珍しいものです。
贈り物
デザイン的な面白さはプレゼント向きですが、ちょっとご検討頂く部分もあります。
機械の良さや年代的な希少さがお分かり頂ける方、ご自身でお楽しみ頂く方にお勧めしたい1点かと思います。
備考
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