NHKの大河ドラマ「いだてん」に当店の時計とチェーンをお使いいただきました

ご利用いただいた時計と役者様のお名前

古今亭志ん生(ビートたけし様)-銀色の長方形腕時計
大森兵蔵(竹野内豊様)-銀製のクロノグラフ懐中時計および銀製の懐中時計チェーン
三島弥太郎(小澤征悦様)-銀製の丸形腕時計
三島弥彦-金のクッション型腕時計
三島和歌子(白石加代子様)-懐中時計用の着物用ネックレス
池部幾江(大竹しのぶ様)-懐中時計用の着物用ネックレス
高橋是清(萩原健一様)-銀製の懐中時計チェーン
本庄(山本美月様)-英国メーカーの銀製の丸形腕時計

現在放送中ですので、どのようにどの場面で身に付けられているのかは、こちらでは把握しておりません。
状況がわかり次第、このページでもご案内をさせていただきます。
当店のツイッター・facebookで、商品の登場時間をご案内させていただいていますので、ぜひ実際の放送をご覧いただいてドラマをお楽しみください。

時計関連の小物をご用意させていただく大役を仰せつかりました

2019年1月6日放送開始の、NHKの大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」に、上記でご案内させていただいた当店の時計やチェーン9点をご利用いただきました。
2020年の東京オリンピックを前にした、オリンピックが題材になった大河ドラマということで、恐縮するようなお話しでしたが、当店の出来る限りの商品でご協力をさせていただきました。
今までも大河ドラマにご利用いただいたことはございましたが、今回のような特別な意味を持つ大河ドラマに、名だたる監督様そして役者様に、たくさんご利用いただいたことは、本当に光栄の限りです。

 

現在放送が始まったばかりで、撮影も続いておりますので、時計の詳細については、ご紹介を控えさせていただきます。
実際の時計をご紹介できるのは、撮影終了後の本年末頃の予定です。

ドラマや映画撮影などの小物として、時計の貸し出しも行っております。
また今回の「いだてん」にまつわる展示会など、撮影終了後になりますが、ご用命がございましたらぜひお声をおかけください。

ご用意させていただいた時計にまつわるエピソード

幻のストップウォッチ

実は撮影にご利用いただいたご紹介した時計以外にも、物語りの大切な役割を果たす「ストップウォッチ」のご依頼も頂いておりました。
ご希望のストップウォッチが作られた年代、そしてサイズや質感、30秒計であることなど、とても特殊な条件が重なっていたため、約20点ほどのストップウォッチをご紹介させていただきましたが、残念ながらどれもご希望に沿うことができませんでした。

衣装合わせまで1か月半ほどしかなかったため、製作されることになってしまいましたが、アンティーク時計を専門に扱うものとしては、大役を仰せつかってご用意できなかったことが残念でなりませんでした。
使われないことはわかっておりましたが、引き続き幻のストップウォッチを探し続けることにしました。

その後しばらくして、お話しをいただいていたものと同系のものが見つかりましたが、やはり撮影には間に合わず、当店で保管させていただくことになりました。
1910年頃の貴重なストップウォッチで、非常に大きなサイズかつ30秒計というとても特殊なものです。
これが実際に撮影に使われていれば、とても風格のあるストップウォッチだっただろうにと思いますが、入荷時には天芯折れという状態で、修理にも日数が掛かってしまいましたので、すぐに入手できていたとしても、撮影には間に合わなかったものです。

たかだかストップウォッチではありますが、されどストップウォッチ。
大河ドラマがどれほどのこだわりを持って作られているのか、それがわかるエピソードです。

記者本庄を演じる山本美月様の腕時計

いだてん本編で、記者本庄のカメラを構える腕に大きく映る腕時計。
英国ブランドの銀のアンティーク腕時計で、陶製の文字盤にブルースチールの針、そしてワイヤーラグという、昔の腕時計の特徴を備えた1点。
ちょっと変わった形をしているなと思われたのは、きっとワイヤーラグという特殊なベルトを留めるスタイルと、細めのバンドという雰囲気かもしれません。

この時計、実は他の演者様にご用意させていただいた、時計の候補の1つでした。
撮影用にとお問い合わせをいただいた際に、ご希望の時計をお伺いするのですが、1点だけをお送りするのは、実物をご覧いただいた際にイメージと合わない、違うものが良い時もありますので、当店ではご希望のものと、こちらで時代や役柄を考えて数点別の時計もご用意させていただいています。
ご希望の時計は当初の予定通り、別の演者様にお使いいただいたのですが、こちらを急遽山本様用にお選びいただきました。

 

大河ドラマいだてんで本庄を演じる山本美月の腕時計

ドラマ本編をご覧いただくと、少し時計が大きいかな?と思われるかもしれません。
お渡しした当店としても、少し大きいのではないかなと心配していたのですが、ドラマ本編を見ればお分かりいただける通り。
山本様の腕にぴったりで、その時代のらしさを醸し出しながらも、大きな時計が好まれる現代の流行にも合い、本当に魅力的でした。
なるほど、この時計を選ばれた理由がよくわかるという、ドラマでのお姿でした。

 

偽物にご注意ください

昔の懐中時計を無理に腕時計に改造したものの中に、同じような作りの時計がありますが、似て非なるものです。
ドラマでお使いいただいたものは、作られた当初から腕時計として作られたもので、直径3.5センチほどの腕時計サイズです。
改造された時計は直径5センチほどと大きいのが特徴で、無理な改造を施されているもの、修理すらできない状態の悪いものが多く、絶対にお勧めできません。
ご購入の際にはお気を付けください。

三島和歌子を演じる白石加代子様の懐中時計用ネックレス

ドラマ本編では、他の役者の皆様が霞んで見えるほど、抜群の存在感とキャラクターを見せた白石様演じる三島和歌子。
その登場初回に彼女がクローズアップされて映されますが、その場面で胸の前に見えるネックレスですが、実はこれは懐中時計を提げるための女性用のチェーンです。
チェーンの先端に懐中時計を繋げ、着物の場合は帯などの間に仕舞われていました。
上流階級の方々に身に着けられていたもので、このようにネックレスとして、またブローチとしても懐中時計が提げられていることがありました。

三島和歌子を演じる白石加代子の懐中時計用ネックレス

こちらも実は別の演者様にご使用いただくためにお送りした、その中の1点でした。
ご用意させていただいた当店としては、こんな素晴らしい演者の方に身に着けていただくだけでも幸せですが、初回の度肝を抜く登場シーンに堂々と映り込んでいたのに感動しました。

三島和歌子を演じる白石加代子の懐中時計用ネックレス

池部幾江を演じる大竹しのぶ様の懐中時計用ネックレス

ドラマでは白石加代子様演じる三島和歌子の印象が非常に強いのですが、実はネックレスのお話しをいただいたのは、大竹しのぶ様に着けていただくというお話しが初めでした。
大竹様用のネックレスをいくつか送らせていただいたことから、白石様にも着けていただくことになったご縁が生まれました。

池部幾江を演じる大竹しのぶの懐中時計用ネックレス

豪華さを感じる三島和歌子のイメージとは対照的に、とても上品なイメージで着けていただいています。
サイズなども実はほとんど同じものですが、このお二人に着けていただくことで、時代背景に統一感が生まれています。

この時代をテーマにしたドラマでも、このようなネックレスを使われたのは、初めてではないかと思います。
このような点からも、小道具にまで徹底したこだわりがわかります。

池部幾江を演じる大竹しのぶの懐中時計用ネックレス

 

懐中時計を身に着けた、当時の女性写真をご紹介しています。
ネックレスとしてまたブローチとして身に着けられるのも一般的でした。

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三島弥太郎を演じる小澤征悦様の腕時計

ダンディな役柄の三島弥太郎の腕から、時折ちらっと見え隠れする銀の腕時計。
この時計はアメリカメーカーのもので、1910年~1920年頃に作られたものです。
このメーカーとしてはちょっと珍しいタイプのもので、落ち着いた上品な雰囲気のとても格好の良い腕時計です。

こちらも実は三島弥彦の腕時計候補として、ご希望の時計以外に合わせてご覧いただいたものの1つです。
三島弥太郎の落ち着いた貫禄あるイメージに、とても良く似合っていて、なるほどこの時計を選んでいただいたことにも納得です。

大河ドラマいだてんで三島弥太郎を演じる小澤征悦の腕時計

三島弥彦の腕時計

とある高級有名メーカーの、クッション型をした腕時計です。
ドラマで登場する年代よりも、もう少し後の年代に作られたものですが、この時計自体は1910年から1920年頃の腕時計の素材や形を踏襲しているもので、その点も踏まえてご覧いただいた時計です。

大河ドラマいだてんの三島弥彦の腕時計

お話しをいただいた当初からこの時計を希望されていたのですが、時計の作られた年代がドラマの時代と少しずれてしまうため、年代に合う時計もいくつか合わせてご紹介をさせていただきました。
そしてそれがご縁となり、記者本庄そして三島弥太郎の腕時計もお使いいただくことになりました。

大河ドラマいだてんの三島弥彦の腕時計

大森兵蔵を演じる竹野内豊様の懐中時計と銀のチェーン

ストックホルムオリンピックの会場で、三島弥彦が短距離走を走る前後に登場します。
懐中時計は当時の高級メーカーでありとても信頼性の高いメーカーのもので、店主が一番好きなメーカーでもあります。
ただの懐中時計ではなく、複雑な機構を持つクロノグラフと呼ばれる、ストップウォッチ機能を備えています。
この時計も年代的にちょうどこの時代、ストックホルムオリンピックよりも少し前に作られた、時代もぴったりの本物の銀時計です。
大河ドラマいだてんで大森兵蔵を演じる竹野内豊の懐中時計

 

また同時に登場するのは、英国製の銀の懐中時計のチェーンで、ちょっと込んだ作りの綺麗なチェーンです。
大森兵蔵が走っている時に、ベストの下のあたりでゆらゆらと揺れる銀の飾りがとても特徴的です。

大河ドラマいだてんで大森兵蔵を演じる竹野内豊の懐中時計チェーン

役所広司様演じる嘉納治五郎が、もう少し上の辺りにチェーンを着けていたのに比べると、この写真からは少し下に着けていることがわかります。
当時の着け方としても様々で、ある程度の形はありながら、好みの場所に着けられていたことが当時の写真からわかります。

 

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時計をご用意させていただいた際のお話し

今回このような特別なお話しをいただき、できる限り時代考証なども交えて、時計をご紹介させていただきました。
基本的にはご希望をいただいた時計をご紹介させていただくのですが、それ以外にも衣装合わせの際に、別の時計をいくつも送らせていただきました。
例えば、この時代なら、日本からの留学など交流が盛んであったことから、この国のこのメーカーの時計が面白いだろう。
この時代では、戦争中なのでこのメーカーの時計は入っていなかっただろうなど。

頂いた登場人物の実際の写真などを見ながら、中にはビートたけし様の演じる古今亭志ん生様のお写真には時計が写っているものもありました。
そのような写真を参考にさせていただきながら、その時代から形などが合うものなどをご用意させていただきました。

Kokontei Shinsho the 5th
五代目古今亭志ん生
[引用:『アサヒグラフ』1955年新年号 -Wikipedia]

 

ただドラマをご覧いただいて、よほど時計好きの方でないとわからないことなのですが、少し時代がずれている時計があるとお気づきになられるかもしれません。
少し年代の違った時計が使われている場面もあるかもしれません。
それは、ドラマは史実を忠実に再現するものではありませんので、やはりそこには、現代から見て「おかしくない」、現代から昔をみて「その時代に合うもの」であるべきであると思いましたので、見た目の忠実性を保ちながら、「見せる」ことも考えてご紹介をさせていただいたからかもしれません。

 

例えば、時代的には「金」=富の象徴と考えられていた時代のことですから、より時代に合わせようとすれば、金時計ということになります。
それは素材だけではなく、時計の形にしてもしかりです。
その時代に存在したものだけを使えば、撮影に向かない見た目・形状の時計になってしまう。

その点を踏まえてご用意をさせていただいているため、基本的にはその時代の時計をご用意させていただいてはいますが、少し時代がずれるものの、時計の作りとしては該当年代の作りや外観を持つ時計が採用されている場合もあります。
その辺りは、少し温かいお心で見ていただければ幸いです。

ドラマに使用されたものと同じ商品をご希望のお客様

ドラマの登場人物名か役者様のお名前、もしくは放送日やシーンをお伝えいただければ、同じ時計をご用意させていただくことが可能かもしれません。
まったく同じものをご用意させていただくのは、中には難しいものもありますが、お日にちをいただければご用意できるもの、もしくは同系の時計などをご紹介させていただけるかもしれません。
ご希望のお客様は、当店までお尋ねください。
ドラマで実際に使用された時計については、基本的には「非売品」扱いとさせていただきます。

当店の商品カタログをご覧ください

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