素材にこだわった特別な1点
アンティークで際立つのが、素材が持っている本質・変わらない持ち味。
年月が経っても変わらない金の色合い、宝石や石の輝き。
この懐中時計チェーンは、この素材の良さを十二分に引き出して、それが世代を超えて繋がれて届いた特別な1点。
金や宝石のように派手さは無いものの、アンティークではその特殊さから、とても価値のあるものと位置づけられているものでもあります。
このチェーンの素材になっているのは、写真をご覧頂いただけでお分かり頂ける、非常に綺麗な瑪瑙の柱。
アゲートと言われるものですが、それぞれに特別な色を帯び、1つの柱の中にも複数の色と模様を持ち、天然・自然の素材が持つ美しさを感じて頂けるものかと思います。
8本の太い柱からなるチェーンは、その石の幅が7ミリの八角柱。
チェーンとしても非常に極太で存在感があり、その色味やデザインなども合わせて非常に特別で、非常に希少な1本であることがお分かり頂けると思います。
英国製の獅子と回る石飾り
チェーンだけでも特別な作りですが、このチェーンに合わせられているのは、獅子と回る石の銀製の飾り。
チェーンと銀飾りの素材の統一性、二つが合わさることでの雰囲気の良さが引き立ちます。
こちらには英国製の刻印がありますが薄くなっていますので、1897年頃のものかと思います。
店主のワンポイントと評価
総合評価
銀無垢チェーンの中でも、特に珍しく素晴らしい1点かと思います。
アンティーク全般にご興味のある方であれば、アンティークに使われている瑪瑙の人気もご存じのはずですが、それを知らなくても特別さが伝わってくるチェーンです。
アンティークの美しい瑪瑙を使ったチェーンは、あまりお目にかかること自体が少ないものですが、特別感という点では群を抜くもので、このような模様や色を活かし、このような形で加工ができる瑪瑙という特性を生かし切ったもので、指輪などに飾り付けとして使う宝石とは違い、瑪瑙そのものが行かされている、着けて・見て楽しい1点です。
状態
瑪瑙の両端に銀がキャップのように取り付けられていますが、昔の補修跡が見えるものがあります。
ただ全体としての状態が良く、気にして頂く点ではないかと思います。
希少性
素材・作りとしても非常に珍しい1点です。
贈り物
一見してわかる特別さがあり、アンティークの本物という雰囲気が漂います。
気にして頂くような補修跡や傷ではないのですが、アンティークという点にご理解を頂ける方にお勧めします。
備考
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