左右に伸ばすダブルアルバート
ちょっと装飾にこだわったチェーン、作りの違うチェーンを探してみたい。
ありそうでないのが、このチェーンのように、細かな装飾が施されていながら、またそれぞれの部分にも作りの違いが表れているもの。
その違いがはっきりと見て取れるのは、二股に分かれたダブルアルバートと呼ばれるタイプですので、、チェーンを着けて左右に広げた時。
チェーンの小さな装飾、細かな点でのこだわりが、広がるチェーンからはっきりと見えるのがこのチェーンの良さ。
中央に提げる立体的な装飾は、この作りだけでもアンティークらしさが伝わります。
サイズとしてもチェーンによく合っていて、大きすぎず小さすぎず、程よい大きさでチェーンとのバランスが取れています。
店主のワンポイントと評価
総合評価
デザインや作りなど、全体的なバランスがとても良いチェーンで、綺麗な「アンティークチェーン」だと着けても見るだけでも思って頂けるものかと思います。
チェーン自体の太さも、細すぎず太すぎずですが、細かな装飾が良く利いていて、左右に伸ばすタイプですので、とても存在感がある1点です。
懐中時計を合わせて頂くなら、小型から大型まで幅広く合わせて頂けるデザインです。
中央の飾りは、封蝋印(昔の封書をロウで留める際に刻印するもの)にも使えるものですが、底面の彫り自体が浅いため、封蝋として押してもロウにはほとんど転写されません。
状態
軽い摩耗や経年劣化もありますが、全体的な状態の良いものです。
T字のバー・両端のクリップが欠損していたため、こちらで新しいものに交換しています。
希少性
チェーン自体の作りがとても凝っていて、作りとして珍しいタイプになります。
贈り物
ダブルアルバートが好みの方なら、装飾の綺麗なタイプとしては珍しく、サイズ感も程よくお勧めの1点です。
備考
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