
魅せる部分に重点をおいた存在感が光るチェーン
懐中時計のチェーンの作りを考えた時に、その見せる部分となると、胸の前からポケットにかけての部分。
飾りを取り付けて提げることもよくありますが、チェーン単体で考えると、そのチェーン自体が、いかに「見せる」ものであるか、というのも評価をしたい部分です。
そういう意味では、こちらの懐中時計のチェーンは、しっかりと「見せる部分」に注力した、強弱の振り分けがとても上手くできているものかと思います。
鎖中央の大きな3つのパーツ、これがこのチェーンの特徴になりますが、この部分のサイズだけ極端に大きく取られていることがお分かり頂けるかと思います。
またそのデザインにしても、ただ単なる格子・網目状ではなく、それぞれの先端が小さく丸くなっているのがお分かり頂けるかと思います。
アンティークにみられるデザイン的な加工ですが、このような作りになっているのも面白いところ。
そしてこの中央の3つのパーツを引き立たせるように、その両側の紐状になっている部分は、その添え物・引き立て役に徹しているのがわかります。
店主のワンポイントと評価
総合評価
ちょっと見るとアンバランスに見えるかもしれませんが、実は「見せる」という意味では、とてもバランス良く並べられた作りです。
年代の古いアンティークならではの個性を備え、チェーンの両側のフック部分にしても、また反対側のクリップ部分も昔の作り。
クリップの部分は、現代的な見方をすると、開ける部分を押して開く作りなのですが、これは100年ほど前の作り。
クリップの下にある円盤状の部分を、クルクルと左回しにすると、この円盤状の部分が下がり、開閉する部分が開くのですが、これも押し込むのではなく外側に開くという操作方法になります。
こういった違いこそがアンティークの証でもあり、ちょっとした違いが使う上での楽しみにもなる1点かと思います。
懐中時計を合わせて頂くなら、チェーンの中央自体は太めですが、両端の紐状の部分はやや細目で、小型から大型まで幅広く合わせて頂けます。
状態
特記事項はありません。
希少性
デザイン的な部分で大小の組み合わせ等、あまり見かけないタイプです。
贈り物
見た目の違いや操作の違い等、ちょっとしたところがアンティークらしい1点だと思います。
贈り物としては、銀等の貴金属ではありませんが、違いを見せることできる面白いものです。
備考
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