文字盤の細工が非常に綺麗な1点
アンティーク時計と言わずとも、それを見ただけでアンティークだとわかる懐中時計。
懐中時計といえば、白い文字盤のすっきりとした形が定番。
ですがこの懐中時計のように、本当に綺麗な顔をした時計もあったというのが、アンティーク時計の深いところ。
うっすらと淡い黄色を下地に、数字のインデックスの周りに綺麗な金の模様。
時計の針も豪華で繊細な作りで、時計で時間を確認するのが楽しくなるデザイン。
ここは言われないと気付かないところかもしれませんが、数字をご覧頂くと、まっすぐになっていないのがお分かりいただけるはず。
他の懐中時計の写真をご覧頂くとすぐにわかるかもしれませんが、3時や9時はほぼ横向きに、そして5時・7時はほぼ逆さになっています。
当たり前のようで当たり前でない、中央から広がるような勢いが見えるのも、この懐中時計のデザインの特徴の1つです。
オープンフェイス
こんなに綺麗な顔なら、もちろん隠さない手はない。
それよりも「見て頂いて」こそ、というものです。
常時、時計の顔が見える蓋がないオープンフェイスという形のケースで、ケースの裏側にも軽い装飾が施されています。
このデザインもまさにアンティークというもので、アンティークという雰囲気や作りを、たっぷりと味わって頂ける1点かと思います。
店主のワンポイントと評価
総合評価
文字盤の色使いやデザインがとても綺麗な懐中時計で、金色の豪華な形の針との組み合わせも良し。
数字のインデックス周りの金のドットの輪は、光の入り方でキラキラと輝くので、そういった点でもふふっと微笑んでしまうような作り。
サイズとしてもやや大きめですが、重すぎず大きすぎず程よいサイズかと思います。
若干、使用による傷や劣化はありますが、あまり気になるものではなく、それ以上に楽しんで頂ける作りの1点です。
状態
言われて気付くといった程度の軽いものですが、写真で掲載しているように裏蓋に軽い凹みがあります。
また文字盤の28分あたりに、短いヘアラインがあります。
あとはこれも言われてというところですが、表蓋・裏蓋ともにスクリュー式で回して締めるタイプです。
ただこの裏蓋を締め切っても、リューズの位置に対して、装飾のデザインが真っすぐになっていないのが、写真でお分かりいただけるかと思います。
希少性
サイズ感もあって装飾性も良いもので、簡単に手に入るものではありません。
贈り物
軽い傷などはありますが、とても程度としては良い物で、デザインや作りなどは贈り物としてもお勧めできる1点。
100年以上が経っていてこの状態ですので、アンティークとしても状態は良いものです。
備考