超大型、映える色合いと装飾
このアンティーク懐中時計は、「存在感」と「特別感」という点で、非常に優れた特徴をもつ1点です。
写真をご覧頂いただけで、色合いや装飾の美しさは、そのままにお感じ頂けるところかと思います。
100年以上前の懐中時計の特徴である、陶製の艶のある白い文字盤、通常であれば黒い数字になりますが、この時計の統一された色合いは「金色」。
数字にしても分を表すドットも、中央を仕切る装飾そして針も金色で非常に美しい模様として描かれているのが分かります。
文字盤の中央にあるには、薄いターコイズ色という、非常に特徴のある色合いで、なかなかお目にかかることのない色合い。
非常に上品かつアンティークならではの特徴を感じて頂ける技法かと思います。
手に取って眺めて頂いても、書斎に飾って頂いても、直径5センチを超えるサイズ感もあり、とても見どころの有る作りになっています。
牡鹿が描かれた銀のケース
ずっしりとくる、約160gの大型銀時計で、時計の表側・裏側にケース装飾が施されているのも大きな特徴。
特に裏側の牡鹿の部分も合わせて、とても綺麗に彫られていて、この時代の技術に驚かされるものでしょう。
サイズが大きくなると、このような装飾部分も甘くなりがちではありますが、この時計については、このサイズ感でありながら、非常に綺麗に彫りが完結されていて、とても良く仕上げられた1点であることが分かります。
時計の側面のコインエッジ部分もまた、アンティークらしさがあってとても良い特徴。
100年ものの懐中時計を楽しむのに、サイズ感・そして個性という点で、とても映える1点です。
店主のワンポイントと評価
総合評価
ただ単に大きなサイズの懐中時計でしたら、銀時計にしてもそれ以外にしても、当時の男性用ですので、比較的良く見かけるものです。
しかしながら、この時計のように、彫りの部分の深さや強弱の付け方、時計全体に対してのデザインの良さなどを考えると、このようなケースだけでもなかなかお目にかかれないもので、持って頂いた時に、非常に満足感のある1点かと思います。
また文字盤側についても同様で、この色味やデザインはさすが、アンティークだからこそという素晴らしい特徴を備えています。
持ち歩くとなると、ちょっと重くて大きいのですが、書斎に飾る・眺めるにはもってこいの1点で、持って歩くことの存在感・満足感は、こういった特別な大型懐中時計だからこそ。
オープンフェイスという蓋が無い作りですので、文字盤側・ケース側と、どちらもいつも眺めることができるというのも、余すところなくという意味でも良いところ。
なかなか入荷しないものでもあって、お勧めの1点です。
状態
それなりに経年による劣化などはありますが、全体的にとても良い状態です。
希少性
全体的に素晴らしいのはもちろんですが、ケースだけ・文字盤だけをとって考えても、とても珍しい部類に入ります。
贈り物
ひと目で100年もの、それ以上の歳月が経った特別なアンティークだとお分かり頂けるもの。
飾って頂くにしても、非常に見どころのあるもので、特別な贈り物になること間違いなしの1点です。
備考