小さく細長いグリュエンの女性用アンティーク腕時計 ダイヤモンド【1930年頃】

小さくて品のある腕時計

シンプルなデザインではありますが、小さな縦長の腕時計にダイヤモンドという、アンティークらしいスタイルの腕時計。
「楽しめる時計」という意味では、本当に味のある作りのもの。
時計の形やサイズが何とも言えず絶妙で、腕に着けた時の雰囲気がとても素晴らしい１点です。

横幅がたったの１センチ

この時代に、こんな小さな時計が作られていたことに驚かれるかもしれませんが、なんとこの時計の横幅は約１センチ。
非常に幅が細い形で、ケースも機械自体も縦長。
その時計の形に合わせるように、文字盤には特殊な模様が描かれ、かつ時計の上下に鏤められた４つのダイヤモンドが鏤められています。
ただ単に縦に伸びるだけでなく、時計のデザインもそれに合わせて、とても個性的なデザインに仕上げられています。

ケースの側面に模様も施されていて、留めるのが紐のバンドというのも、この時計のスタイルにとても良く合っています。
アンティーク好きな方にはもちろん、これからアンティークをとお考えいただいている方には、とてもお勧めできる使い勝手の良さも魅力です。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A

手巻き腕時計の全盛期の４０年代に入ると、このようなスタイルが無くなってしまいますが、作りとしては本当にアンティークらしい良い作り。
カジュアルにもなり、仕事用としても申し分なく、フォーマルにも合わせていける。
しかも現代の時計とは、大きく一線を画して、その存在自体が魅力的なもので、「見せて楽しむ」ことができる時計でもあります。

状態　A

特記事項はありません。

希少性　A-

２０年・３０年代という、ある期間にのみ見られるデザインです。

贈り物　A+

時計自体がとても個性的でかつ時計が装飾品であったことを、十二分に伝えてくれる良いデザインです。
時計を着けなくなった方でも、ついつい手に取りたくなる時計だと思います。

ひとつ難点があるとすれば、横幅が１センチと狭いため、時計の針もそれに合わせての長さです。
長針は問題ないのですが、短針が非常に短いため、時間がかなり見づらいです。
視力の悪い方・老眼の方にはお勧めできません。

備考

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