世紀を超えた腕時計を楽しむ
エナメルの美しい青らしい青さ、そしてアンティークならではの装飾が楽しめる100年ものの銀時計です。
作られてから100年以上が経っている、世紀をまたいだ腕時計で、時計の技術的な作りは、何世代もの時代を経た年代物。
車に例えるなら、昭和的なもの、そしてクラシックカーと呼ばれる時代、そしてさらに古いものと分けられますが、この時計もそれくらいの違いがある作りです。
綺麗な艶のある青いエナメル装飾
まるで透き通るガラスのよう青いエナメル。
そこに描かれた金銀のアンティーク模様。
ケースの枠の部分が、装飾面として広く取られていて、文字盤の部分が少し小さくなっているのも、可愛らしく上品なところです。
文字盤にも銀色のドット。
アンティーク時計ならではの針に、これまたこの時代ならではのものですが、時間表示の12時だけが赤くなっているのも、この時代に見られた特徴です。
ベルトを留める部分が、ワイヤーラグという特殊な留め方になっていて、合うバンドが10ミリと細いのも、アンティーク時計ならではです。
作りとしては、機能的にはシンプルなものですが、よく見るとまったく違った作りがご覧いただけるはず。
リューズの脇、ケースの側面には小さなボタンがありますが、このボタンを押した状態でリューズを回すと時刻を合わせられるという作り。
よくご存じの時計でも、よほど年代が古くても、ぜんまいを巻くのも時刻を合わせるのも、リューズだけで済んでしまうものですが、この年代まで遡ると、その常識までもが変わってしまう時代になります。
店主のワンポイントと評価
総合評価
現代では、時間を確認する「道具」的な位置づけから、時計はファッション的な位置づけに、大きくその目的が変わっています。
そんな現代だからこそ、もっと個性のある時計、もっと自分の好きな時計と、外観にこだわっていただける時代になりました。
この時計のように、色彩豊かで作りも違う。
より個性ある時計を楽しんでいただくことで、時計を着けることをより楽しんでいただけるはずです。
状態や作り的なことから、5分ほどの誤差が出てしまいますが、その点をご理解いただけるお客様のみ、ご購入いただけるようお願いいたします。
状態
素材や年数から経年劣化は見られます。
また文字盤の4・5時の外側に、わずかにヘアラインがあります。
表蓋を外してみても、光の加減でなんとか見える程度で、実際にお使いいただく状態では見えない部分です。
希少性
同年代のエナメル装飾を施した時計という点では、同じものが無いものではありませんが、エナメルの状態も申し分なく、状態面も含めて希少性のあるものです。
贈り物
とても綺麗な時計で、個性的かつ特徴のある腕時計です。
一般的な時計とは違い、初期の腕時計ということで、時刻合わせの方法が違ったり、誤差があったり作りの違う点がありますので、その点をご理解いただける方にのみお勧めします。
備考
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