ロンジンアンティーク腕時計角多面ブラック【1949年製】

４０年代ロンジンの傑作

手巻き時計時代の中でも、特に輝かしい進歩やデザイン性が時計に反映された黄金期の４０年代。
時計好きが好むブランドとして、アンティークでも人気の高いロンジンは、その黄金期の特徴を体現したメーカーの１つ。
数々の賞を受賞しながら、懐中時計時代の信頼性、そして腕時計時代にも、その人気を輝かせ続けたのがロンジン。
創業も古く、かつ現在まで残る銘ブランドでありながら、デザイン性にもこだわったブランドであることが、一目にわかる時計であるのがこちらでしょう。

このモデルは、４０年代のロンジンの主流として、長く人気を博した形の１つ。
車のモデルチェンジのように、形を変えながら、守り育てられた形の時計と言ってもよいものでしょう。

時計のデザイン自体が、まるでジュエリーのように、多面化されているのが大きな特徴で、これが他の時計との違いに、はっきりと一線を画しています。
ガラス風防の縦三面になったデザインは、宝石のカットのように、時計に違った反射を見せながら、時計自体がショーケースのような、そんな豪華さにあふれたもの。
またそのガラス面に合わせて、ケース自体の形もそれに即して三面にデザインされていて、非常に統一感のある作り。

そしてもう１つの大きな特徴は、ブラック＆ゴールドの高級感溢れる色使い。
黒く艶のある文字盤は、ゴールドのインデックスや針との色の対比が非常に美しい。
見ていて飽きのこないとはこのことで、まるで高級なクラシックカーを見るかのように、魅入られる魅力があります。

落ち着いた色合いであるため、仕事などのスーツに合わせやすいことはもちろん、お洒落なアフターファイブに。
上品なプライベートにも合わせやすく、用途が広く楽しみやすい時計。
そして時計を着けると、その優れた特徴から、時計を眺めて楽しめる、そして時計の存在感から話題になること請け合いのもので、時計の話ができるというのも、お値段以上の価値。
自分の時計として、そしてそれを見る人を巻き込めるほどの時計で、楽しみ甲斐のある時計だと言えるものです。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A+

★★★★★

４０年代の人気の角形であり、かつ多面的なガラス風防を持つ特別な作りで、ロンジンの中でも非常にデザイン性の優れた１点。
そこに黒い文字盤とゴールドのインデックスという、とても特徴ある組み合わせで、かつ状態も良いものでお勧めの腕時計です。

当時としては男性用の腕時計ではありますが、シックにお洒落に楽しんでいただけるという意味では、女性の方にもお勧めしたい時計。
デザイン的に非常に「艶」のある作りで、現行品の腕時計と比べると、サイズ的にも少し小ぶりです。
ベルト幅が１８ミリですので、その点をファッションとして捉えていただける方なら、女性にもお勧めできる良いデザインです。

状態　A+

★★★★★

特記事項はありません。

希少性　A

★★★★★

ロンジンでも４０年代の人気の型ですが、状態良く黒い文字盤のものとなると希少です。

贈り物　A+

★★★★★

アンティークだからこその、個性が光る腕時計で、上品なカジュアルにも、仕事などにも多様に使っていただけるデザインです。
贈り物としても、非常にお勧めできる１点です。