大正浪漫の響きが似合うオメガのアンティーク懐中時計 【1925年頃】

The懐中時計、素朴さの中の個性

写真からもご覧頂ける通り、この年代ならではの素材や雰囲気のあるアンティーク懐中時計。
懐中時計に魅力を感じられる方なら、これぞ懐中時計という１つのカタチ。
さらにオメガの１００年物ともなると、やはりそこから伝わる魅力というのは、ただものではない価値を感じることができる１点でもあります。

当時の懐中時計と比べると、大きく違うところは、ぱっと写真をご覧頂いてもお分かりいただけるかもしれません。
ガラス周りのケースの縁の部分になりますが、比較的平面で少し幅が広いように感じられるのではないでしょうか。
これはこの作り、スタイルとしてとても魅力のある作り。
時計の厚みとしては同じ大きさの時計と比べても薄型になっているのですが、それはサイズの小さな機械を使うことで実現されています。
発想の転換というものですが、大きなサイズのケースには大きな機械を入れる、この当たり前が、この年代頃に、大きなケースに薄めの小さな機械を入れることで、時計自体の厚みを薄くすることができるようになっています。

総合的な魅力ある１点

この時代ならではの、白く艶のある陶製の文字盤に、非常に特徴的な針の形。
懐中時計に使われている数字のフォントもまた、この時代ならではのもので、これらが合わさるだけでとても魅力を感じてしまいます。
ケースの裏側もデザインとしてはシンプルですが、時計自体が薄型でケース面が平面だからこそ似合うというデザインです。
同じ直径の大型サイズと比べると、厚み自体も薄めで重さだけで言えば約半分ほど。
大きな懐中時計は厚くて重たい、そんなイメージとはちょっと違って、使い勝手の良さまた総合的なデザインの良さを感じて頂ける１点かと思います。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A

時計を合わせたいけれど、新しい時計では合わない、和装などでは特にそう感じられることが多いかもしれません。
好みに合わないといったこともありますし、自分を表現するアイテムでもあって欲しいもの。
せっかく懐中時計を持って頂くなら、やはり良いところの良いものを。
そういったところで、このオメガの懐中時計はオメガにもこういった時代があったんだと歴史も感じられるもの。
シンプルながらも味があり、大型でありながら薄めで使い勝手も良い、また雰囲気も良いという１点かと思います。

状態　A

写真でもご確認頂けますが、特にケース側面に若干使用による傷があります。

希少性　A

年代的にこのような作りも珍しく、同じものとなると入手しにくいものです。

贈り物　A+

若干ケースには経年変化や劣化もありますが、程度の軽いもので状態も良いもの。
作りや使い勝手も良く、特別感がある贈り物になること間違いなしです。

備考