
ルイ14世が使った懐中時計ではありませんが
ルイ14世と聞くと、その名前を知らずとも、きっと「華やかな時代の王様」というイメージは持たれるのではないでしょうか?
フランスの太陽王と呼ばれ、ベルサイユ宮殿を作った時代だと聞けば、この時計の豪華なデザインに「なるほど」と思って頂けるのではないでしょうか。
ルイ14世の時代となると1600年代まで遡りますので、この時計はもちろんルイ14世が使った懐中時計ではありません。
ですがこの時計が作られた時に、きっとその時代をイメージをして作られたものだと思います。
このモデルに共通してみられるのは、ケースの綺麗な装飾と、文字盤の豪華な作り。
時計の写真をご覧頂くと、ケースの表側の周りに立体感ある綺麗な装飾が施されていて、同様の模様が裏面にも施されているのがお分かり頂けるかと思います。
そして時計の文字盤には、立体的なローマ数字にインデックス。
文字盤自体は金色ではないのですが、金色をイメージさせる黄色で、この時計の全体的な外観にとても良く似合っています。
また時計の針自体も特殊な形をしていて、このような形も上品でとても味があるものだと思います。
ルイ14世モデルというのは、時計の内蓋の写真も掲載させて頂いていますが、内側に刻印されています。
グリュエン社の魅力
この懐中時計を作ったメーカーは、「グリュエン」というアメリカのメーカー。
日本ではあまり馴染がありませんが、腕時計でカーブを描く曲がった形のものを「カーベックス」と呼ぶ、それをご存じでしたら、このグリュエン社は、そのカーベックスという時計自体を生み出したメーカー。
カーベックスはグリュエン社の商品の名前であり、のちにカーブをした時計のデザインを「カーベックス」と呼ぶようになったほど、当時を一世風靡したデザインを生み出したことでも知られています。
腕時計時代に特徴的な時計を作っていることでも知られますが、実は懐中時計時代まで遡っても、その片鱗を見ることができます。
五角形のペンタゴンと呼ばれる懐中時計を代表に、このような懐中時計もグリュエンのらしさが良くでている1点かと思います。
店主のワンポイントと評価
総合評価
フランスや西欧アンティークをお好きな方であれば、「ルイ14世」の名を冠した時計、それだけでも魅力的かと思います。
味わいある見た目だけではなく、「ルイ14世モデルの100年もの」、という語り甲斐のあるところも素晴らしいもの。
この時計のデザイン自体もとても特別なもので、「西洋アンティーク」らしい作りに味があります。
文字盤にあるGruen VERI Thinという書体は、この古い時代ならではで、この点も実はちょっとした見どころ。
文字盤に経年変化や変色は出ているものの、実はこの時計の素材自体が影響を受けやすい作りであるため、なかなかこれだけ状態が良いもの自体も見つかりません。
白色の陶製の文字盤とは違い、表面に塗料が使われていますが、「マット」艶消しのような微細なザラザラとした表面であるため、軽い擦れなどでも跡が残ってしまいます。
ただ100年以上経ってのこの状態で、この軽い経年変化もアンティークのらしさを楽しむポイントかと思います。
このような魅力に惹かれる方にお勧めしたい1点になります。
状態
文字盤に経年変化・変色は出ていますが、同系のモデル・素材で、なかなかこれほど状態の良いものは見つかりませんので、あえてこの状態で気に入って頂きたい1点。
写真はかなり拡大してのもので、実際にご使用頂くに際しては、あまり気にならない程度かと思います。
希少性
元々の数も少なく、ケース内側に摩耗は見られるものの、ここまで状態の良いものは希少です。
贈り物
ケースの裏側に名前の彫りがある点、また経年変化もありますので、その点をご理解頂ける方にお勧めします。
備考
–




























































