
時計の高級ブランド・オメガの系譜
古い歴史を持つ老舗であり、現代でも高級ブランドとして知られる「オメガ」。
現在でも手堅い作りのイメージがありますが、いわゆるブティックメーカー、名前だけのメーカーとは一味違う、時計メーカーとして実のある老舗。
実は懐中時計時代から、機械・質にも定評があったメーカーでもあります。
百貨店などでご覧頂くオメガも、もちろんオメガのものですが、他のメーカーと似ていることもあって何か物足りなさを感じませんか?
そう感じられる方なら、オメガの歴史を紐解いてみるのが面白いかもしれません。
非常に手堅い定番・質実剛健な懐中時計時代から、少し変化を加えたアンティークの腕時計時代。
腕時計というところで見ると、この時代に面白いものが作られています。
アンティークならではの9金ケースに黒文字盤
この時計は、ちょっと変わった時計が作られた、オメガのアンティーク時代の1本。
現代でもアンティークでも、この時計と同じようなデザインとなると、ちょっとあまりご覧頂く機会が無い特別な形。
縦長の現在では樽型と呼ばれるものですが、両側がカーブをしている形で、中央に丸い黒い文字盤というデザイン。
黒に金というシックなデザインで、これだけでも十二分にアンティークとしての特別さを感じて頂ける作り。
ベルトは6ミリ幅という、とても細いものになりますが、これも「ワイヤーラグ」タイプと呼ばれるもので、ケース上下のワイヤーのようになった部分にバンドを通して留めるタイプになっています。
レディースということで、サイズ的には小さなものですが、このように革ベルト自体も細い、それが似合うデザインの時計ということで、とても味のある1本です。
店主のワンポイントと評価
総合評価
オメガのアンティークの中でも、数少ない特別品。
レトロさを感じるようなシンプルなデザインですが、明らかに現代の時計とは違う、特徴あるデザインが魅力です。
現行品の大きな新しいオメガの腕時計を着けて頂くのも良いのですが、最近の時計はステンレス感「メカ感」が出てしまいます。
落ち着いた雰囲気に合わせて頂くなら、こういったデザインに合う服装なら、現行品の角の立つお堅いデザインより、やはりアンティークが良く似合います。
高級ブランドの特別品、明らかに違った時計を着けることで、時計談義・ファッションの話にも、他の人とは違った話ができる。
デジタル時代になった今だからこそ、手巻きという時計の形に価値がある。
見せて楽しめるという点では、真似のできない個性がある腕時計だと言えるでしょう。
状態
ケースの上部部分に軽い凹みがありますが、写真でも実物でもわかりづらい程度です。
文字盤の隅に下地の金色が出ている部分がありますが、わずかなもので、写真自体をかなり大きく拡大しています。
実物ではほとんど気にならない程度のものです。
希少性
特殊な形・デザインで、元々の数が非常に少ないものです。
贈り物
オメガの名を冠するアンティークでデザインも特別とくれば、着ける楽しみも倍増。
ご自身へのプレゼントというのもお勧めですし、オメガのメンズと合わせてのプレゼントされるとさらに特別さを感じて頂けるものだと思います。
備考
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