銀無垢
【 製造年 】 1860年～1880年頃
【 サイズ 】
縦90cm │ 横53mm │ 奥行32mm（取っ手部分は含まない）
【 素材 】
ケース素材： 銀
文字盤素材： 陶製
【 製造記号等 】
【 付属品 】
時計を巻き上げるための鍵巻きとチェーンが付属します。
非常に珍しいコレクター品
ロシアのアンティークとして人気の高い、また作品として多くの優れた品が作られたエナメル装飾品。
この置時計も非常に綺麗なエナメル装飾が施された、銀のケースで作られた貴重品。
ファベルジェのイースターエッグなども知られるところですが、エナメル装飾が施された銀製品もまた、ロシア最高のアンティークの１つ。
まさにアートと呼べる非常に美しい模様もさることながら、その色使いも非常に特徴あるもので、大変個性的かつ魅力のある姿をしています。
使用されている時計もまた、当時の最高の時計の産地といえば、スイスのロックル地方。
最高の工房で作られた置時計に、最高の土地からの機械を迎えた、非常にこだわりを感じる１点です。
この置時計のケースを製作したのは、ロシアのアンティークの最高峰として知られるファベルジェと並び、「皇帝御用達の印」であるイーグル紋・ホールマークを付けることを許されたモロゾフ。
皇帝に品を収めることが許された者、そしてそれだけの品質を備えたものとして、与えられたイーグル紋。
その印を持つことが許された１０社ほどのうち、ファベルジェもその１つであり、モロゾフもまたその数少ない１つ。
この置時計が製作されたのは、世に知られるカール・ファベルジェが存命だった時代のもので、モロゾフはそのライバル関係にあった工房。
この時代背景を知るだけでも、モロゾフがどれほどのものであったかお分かりいただけるのではないでしょうか。
店主のワンポイントと評価
総合評価
日本ではあまり知られていませんが、ファベルジェ同様にロシア皇帝御用達であったモロゾフ製。
エナメル装飾が施された銀製の食器や、小物などは比較的数のあるものですが、このような置時計の形をしているもので、かつモロゾフ製となると本当に貴重な１点。
置時計としては比較的小さめではありますが、このような作りの時計が作られていたことに、感動すら覚えていただけるものだと思います。
その価値は知る人ぞ知る、というほどその形・デザインの素晴らしさも際立ちます。
状態
正面右上の角付近に少し傷があり、文字盤にも軽いヒビが出ていますが、文字盤の作りから割れてしまうものではなく、素材的にこのような状態が起こりやすいもの。
傷として見ていただくよりも、このようなアンティークとして自体が珍しいもので、このような年代のものがこの状態で残っていることに感謝したくなるほどのものです。
ケースの裏面および底面に少し黒ずみが見えますが、銀製ですので磨くと元の輝きに戻ります。
希少性
非常に珍しいまさに１点物です。
贈り物
希少価値そしてその経歴から見ても、その価値が伝わる１点です。
贈り物としても最上級のものだと言えますが、あくまで価値のわかる方のみにお勧めします。
備考
–
関連商品
