
大きな存在感ある金時計
大きな懐中時計で綺麗な蓋付きのもの。
 これいいなと思えるものが、比較的少ない部類ではないでしょうか。
 それは時計自体のサイズが大きくなってしまうと、装飾自体も大きくなって、「甘く」「粗く」なってしまうというのが原因かもしれません。
 同じ装飾やデザインであっても、同じ彫りを施すにしても、時計のサイズが大きくなり、その面のサイズ自体も大きくなればなるほど、そこに入るべきもの・入れなければならないものが増えるということになります。
 小さな面にびっしりと施されていたデザインや装飾を、サイズを大きくして引き伸ばすと、それだけその一つひとつの作りも大きくなって、見た目に大味になってしまう。これが大きな懐中時計の装飾面でのネック。
 良いものが少ないなと思われる原因は、その当時の製造過程や工程、デザイン的なところでの壁もあったのでしょう。
この時計は、そんな「大きくてもこれくらい綺麗だったらいいのにな」という、その願いをかなえてくれる懐中時計。
 金時計の中でも大きなサイズ、それでいながらにケースそして時計の顔である文字盤にもその魅力が光る。
 懐中時計を手にして頂くにしても、ここまで特徴や魅力のあるものが良いと思われませんか?
緑と金そして薔薇の花
写真としても十分すぎるほどに、その魅力が伝わるかもしれませんが、秀逸なのは時計を開いた時のその姿。
 文字盤の金彩装飾が豪華で美しく、とてもはっきりとした色彩を放っているところ。
 外側の緑色と金の装飾、そして中央には紫とピンクで描かれた薔薇の花。
 時計自体が大きなこともあって、文字盤に白い面が広く残っているところも、豪華な作りの針が際立って見えて良いところ。
 ケースの装飾も片面には情緒ある風景、そしてもう片側には盾と、アンティーク感がある作りです。
店主のワンポイントと評価
総合評価
時計を楽しんで頂くなら、この時計と一緒に楽しみたい。そう思われた時がまさにその機会。
 今、この時計が好きだから、自分だけの理由や惹かれた魅力で手にしてみる。
 そんな思いで選ばれた時計が、例えば10年・20年経って、時計を身に着けていた写真とともに見つかる。
 あとから見ても後世の方が見ても、「これは」という時計。
 ちょっとした浪漫かもしれませんが、そういった大人の遊びとも言える贅沢な楽しみ方。
 そういった感覚、この時計だと味わって頂けるかもしれません。
状態
開閉する蓋の部分ですが、しっかりと閉まりますが、蓋の両側を持つと開きやすくなっています。
 大きめのサイズの金時計では、比較的あることではありますが、その厚みから開きやすくなる個体があります。
 ただその点を考慮していただいても、とても価値のある・デザイン的に魅力のある1点かと思います。
希少性
大きめのサイズで装飾という点でも秀逸、ケースのデザインや装飾も小さなものに負けず劣らずで珍しい1点です。
贈り物
直径約4.5センチと大きなサイズで、存在感や迫力としても十分すぎるほどに豪華なもの。
 外観からだけでも十分に伝わりますが、蓋を開くと贈り物としての意味が花を開くように伝わるものかと思います。
備考




























 
 























 
	



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
