エルジンアンティーク腕時計淡い桃色と金の文字盤【1904年頃】

エルジンアンティーク腕時計淡い桃色と金の文字盤【1904年頃】-W1542-0

淡く尊く、そんな魅力ある腕時計

写真からも訴えかけるように伝わる魅力。
写真に力があるように、腕時計そのものにも、訴えかけるような力強い魅力があります。

艶のある白色の文字盤の中央に、淡い美しい色合いの桃色。
これだけでも、他の時計とは大きな違いですが、その数字の書体の違い、そしてそれらを彩る金の細工。
そして豪華な時計の針と、様々な魅力があり、着けることはもちろんのこと、着けていない時も飾っておきたいと思わせるほどの魅力がある１点です。

１００年以上前の腕時計としては、初期頃のものでありながら、現代の時計ですらかなわないその特別さ。
懐中時計から腕時計に移行する頃という、その短い期間の中で作られたという時代背景。
文字盤も陶製から金属へ、それにともなって時計には使われなくなる装飾技法。
それら当時の技法・技術の変わり目、その狭間でうまくそれらを取り込んで、偶然の産物として今に伝わります。

選ぶという嬉しい悩み

この時計に合わせるバンドは？どんな時に着けて行こう。
服装はどんなものが良いだろう？
誰もが見たことがない、着けたことのない時計だから、こういったことを悩んでしまえるのも、これもこの時計ならでは贅沢な悩みと言えるのではないでしょうか。
見せたい、そういった衝動に駆られるのはもちろんのこと、この時計をどう楽しもうかと、うきうきした気分にさせてくれるのは、このような特別さのある時計の最高の楽しみと言えるでしょう。

昔は腕時計をしていたんだけれどもと、そういう方が増えていますが、その理由の１つは、現行品の類似性。
あまりに綺麗に完璧に作られるその姿もまた良いものですが、他メーカーとの類似性も多く、着けることに楽しみを感じられなくなったという方が増えています。
しかしながら、懐中時計から腕時計が生まれ、どのメーカーも切磋琢磨しながら、技術の進歩もめまぐるしかった時代のこのような腕時計は、どなたにご覧頂いても、はっとさせてくれるもの。
１００年以上も前に作られた時計でありながら、改めて時計の楽しさに気づかせてくれる時計です。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A+

★★★★★

腕時計という枠組みの中に入れると、確かに見た目はそうですが、様々なところが違います。
時計としてのその顔の違いはもちろんですが、バンドを外した写真も掲載していますが、現代の「バネ棒」タイプではありません。
巻き込むタイプのバンドが必要になりますので、こちらでもご用意をさせて頂きますが、より好みに合わせて頂くために、オーダーメイドなども活用していただきたいものになります。
特別な腕時計であることはもちろんですが、自身の好みや想いも合わせて、もう少し深く手を掛けて頂くと、そういったところでも長くそして深く楽しんでいただける１点になります。

美術的なアンティークという意味では男性用に、時計のデザインの美しさからは女性にも似合います。
ラグ（バンドを留める部分）がワイヤーラグという形で、着けて頂いた際の印象が、現行の時計とは違いますので、その点は腕に着けた写真も掲載していますので、そちらもご参考にご覧ください。

状態　A+

★★★★★

使用・経年による小さな傷はありますが、全体的に非常に良い状態です。

希少性　A

★★★★★

年々数が少なくなり珍しくなっているものです。

贈り物　A+

★★★★★

ご覧頂いて「これが腕時計？」と、そういった感動を受けてご覧いただけるものだと思います。
お持ちになれている時計のどれとも重複しない、新しい時計の楽しみ方をご想像いただける１点として、贈り物としても非常にお勧めの１点です。