グリュエン ミニハンドバック型の女性用アンティーク腕時計 【1940年頃】

可愛らしい超ミニハンドバッグ

この時計をご覧いただくと、「可愛らしい時計だな」と思って頂けるのではないでしょうか。
身近な何かの形に似ているような、そうです、よくご覧頂くとハンドバッグのように見えてきませんか？
時計の上下にある、時計を装飾する三角のラグ。
この部分がまるでハンドバッグの取っ手のよう、しかも時計本体が横長で、言われるとそのように見えてきます。

この時代の婦人物の腕時計といえば、このような小さなサイズですが、こちらの時計は定番の品とは違い、ちょっとデザイン的な面白さが加えられた１点。
一般的なものだと、時計の上下に装飾や小さなダイヤモンド等を入れているのが定番ですが、三角形のラグを加えて、時計の外観を特殊なデザインで少し縦に長く見せるような作りになっています。

また大きく違うのは、あれ？とどこか違和感を感じられていることかと思いますが、リューズが時計の側面ではなく、上部についているところ。
位置的に少し巻きづらい位置なのですが、そこはアンティークかつファッション・デザインを楽しむものであれば、当然そういう違いは大歓迎です。

時計はさらにセンスとファッションのために

２０００年頃を境に、女性用の腕時計も驚くほどにサイズが大きくなっていきました。
携帯電話の普及とともに下がっていったのが、腕時計をしている人の数。
華やかな紳士・淑女の時代から見ると、クールビズを代表するように、ネクタイが無くなったり、服装や装飾品の簡素化が進んでいます。
腕時計を着けるのを止めてしまおうかな？と思われる方と、だからこそ１つ上のファッションとして楽しんで頂く方に分かれています。
せっかく身に着けるのであれば、やはりそこに自分だけの個性と感性を入れてみたいもの。
そういう時には、こういった特別なアンティークがやはり楽しいものです。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A+

写真をご覧頂いてもそうですが、実物ではよりその個性が際立つ１点です。
当時の定番という小さなサイズも、現代では逆にそのサイズの小ささ、というのもとても個性的。
時計自体のデザインも、まるでお洒落なブレスレットのよう。
２色になった文字盤、そしてその時計の顔は普通とは違って横長に。
リューズが時計の上にあるという点も、デザイン的な観点から見て、とてもお洒落なものです。

状態　A+

特記事項はありません。

希少性　A

元々の作られた数・作られた期間自体が短く、数も少なく希少なものです。

贈り物　A+

現代の大きな時計をお持ちの方にとっては、非常に興味深い・大きな違いを感じていただける１点。
デザイン的な面からも特に面白いもので、贈り物としてもとてもお勧めできる１点です。

備考