緩やかな曲線が上品な細長いケースのロンジンのアンティーク腕時計【1946年頃】

上品なスタイルの細長い腕時計

アンティーク時代のロンジンに人気がある。
これはちょっとアンティーク時計に興味を持って頂いたことがあると、良く知られていることかと思います。
この腕時計は、その人気になる理由が伝わる１点ではないかと思います。

４０年代に流行ったスタイルの１つですが、細身で縦長・わずかに横に広がった樽型のケースで、とても特徴のある形。
長方形といった角ばった定番の形ではなく、この緩やかな曲線が魅力で、時計のインデックス（数字）の書体も特徴あるもの。
上品なアラビア数字がこの時計のデザインによく合っていて、時計の形・顔も「流麗」という言葉が似あう上品さがあります。

大きめでしっかりと見せる

アンティーク時代の時計は、サイズとしては比較的小さめ。
これは当店で扱う他の時計をご覧頂いても、お分かり頂ける通りかと思います。
その中にあって、この時計のサイズは当時としては大きさがあるもの。
特にしっかりとした長さがあって、存在感があるのが大きな特徴。
腕に着けた写真も掲載していますが、腕回り１７センチくらいの方だと、結構しっかりと腕の幅に良い感じで合う形になります。
着けて楽しむ・見せて楽しむという点で、魅力のある１点です。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A+

時代が進んで大量生産時代になると、丸形など「作り手側」の事情もあって、細かい点での特徴ある時計が少なくなっていきます。
それに比べるとこの時代の時計は、細かな点でもわずかな違いが楽しめる「古き良き時代」。
わずかに横に広げる・横から見た時のカーブの具合、それに合わせて風防（ガラス）自体の形もわずかに変える。
こんな時代があったんだなと感慨深く、そういった点でも楽しく着けて頂けるものかと思います。

状態　A+

特記事項はありません。

希少性　A

全体的な状態も良く、現代から見ると魅力のある作りで人気のあるスタイルです。

贈り物　A+

アンティークらしさのある１点で、着けやすさもあり雰囲気もあってお勧めの１点です。

備考