オメガ 特徴的な装飾面のアンティーク八角形懐中時計 【1922年製】（販売済み）

個性の詰まった魅力的な懐中時計

お？これいいな？と思っていただけたなら、とても良いところを見て頂いていると思います。
アンティーク懐中時計の面白さは、手巻きそして懐中時計という、その機能や形だけでも面白いものですが、それ以上にさらに楽しんでいただける「カタチ」があります。
それは、この時計から発せられるアンティークならではの「趣きの良さ」。
写真をご覧頂くと、たくさんの魅力が詰まっていること、ついつい色々な箇所を目で追ってしまう特徴があります。

まず大きなところではケースの形で、オクタゴン・八角形という特別な姿。
一般的な丸形の懐中時計とは違い、懐中時計時代としても後期よりになりますので、その形自体にも趣向が凝らされています。
ケースの表面・側面そして裏側にも装飾が施されていて、それだけに留まらず、時計を吊り下げる部分にも細かな模様が見て取れます。

そして一番の大きな魅力は、文字盤のデザインと装飾。
凹凸のある細かな模様が描かれていて、中央から外側に向かう装飾、そしてその周りをぐるっと一周する黒色の模様どり。
数字のインデックスの書体も特徴的で、とても良い顔を持った懐中時計です。

 
もちろん著名なオメガですので、その高級メーカーが１００年ほど前に辿った、その歴史の１ページを、実際に手に取って楽しんで頂けるというのも１つです。
シーマスターなどのモダンでシャープなイメージとは違い、１００年前にはその時代の時計があるのだと、その品を見ながら実感していただけるものだと思います。
これが現代の時計へと繋がっていると思うと、なるほどと唸って頂けるのではないでしょうか。

直さずに楽しむ

懐中時計の顔である文字盤、とても繊細な装飾が施されていますが、文字盤には少し経年による変色が出ています。
ただこの時代の素材ならでは、また長い年月の経過によるもので、経年による「味」として見て頂くもの。
この素材でこの歳月を経過して、程よいくらいのアンティークらしさが出ているもので、状態や外観としても非常に良いものです。
綺麗に直して楽しむのも良いものですが、アンティークらしさのある、このような色合いを出すことのほうが難しいというもので、古すぎず新しすぎず、趣きを楽しんでいただける程よいものだと思います。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A+

オメガのアンティーク懐中時計というだけでも、響きの良いものですが、それ以上に他の時計に引けを取らない「個性」の数々が光ります。
アンティークの心地よい風合いを持つものですが、その風合いというのは、出そう・作ろうと思って作れるものではありません。
書斎を彩る特別な品として、また仕事机の上に掛けて頂いたり、ポケットに入れて眺めて頂くのも良し。
ご自身で眺めて頂いて楽しいのはもちろんですが、手に持ったその姿を、時計そのものを見せたくなる、見せて楽しめるというのが、特別な形ゆえの大きな恩恵です。

状態　A

文字盤に若干経年による変色は出ていますが、素材や年代を考えると非常に状態の良いもので、アンティーク感を引き出しているという点でもプラスとして考えて頂くものです。

希少性　A+

そもそもの数自体が少ない中で、特殊な作りでもあり、ここまで状態の良いものはなかなかありません。

贈り物　A+

オメガの１００年物という特別さもそうですが、形や作り自体も特別で、「オメガのアンティーク」という重みを感じて頂けるものだと思います。

備考

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