渋いローマ数字 ロレックスの銀無垢アンティーク懐中時計 【1920年頃】

風格を見せる高級銀時計

ロレックスが生まれた地、英国・ロンドン。
英国時計のその特徴を良く備えた素朴な作りに、歴史と風格を感じる銀時計。
時計自体の歴史的そして年代的な深みに、そこにロレックスの重みある価値が加わる。
歳月を経た銀時計だからこそ、長い歳月が熟成に変わる、アンティーク時計の楽しみがあります。

時計自体の作りはシンプルですが、この時代の懐中時計の本来の目的は「時間を見る」こと。
現代の時計のように、そこに求められていたのが完璧さや斬新さでなかったことがお分かりいただけるものかと思います。
シンプルな陶製の文字盤や、ブルースチールの大きな針が特徴で、「時間を見る」「アンティークの味を楽しむ」価値のある１点。
世界の中心であった英国という地に、世界各国から至上の品が集まっていた時代のもの。
時代背景もしっかりと楽しんでいただける１点です。

トリプルサイン

ちまたで人気のある「トリプルサイン」と呼ばれているもの。
文字盤・ケース・機械ともにメーカーの刻印のあるものがそう呼ばれていますが、こちらの懐中時計にも同様にロレックスの名前があります。
ただ文字盤のＲＯＬＥＸの文字は中央付近に見えますが、この時代のロレックスの文字盤によくあるものですが、名前のＯＬＥの部分が少し消えてしまっています。

店主のワンポイントと評価

総合評価　S

シンプルな作りではありますが、ロレックスが生粋の時計メーカーであることを主張するかのような時計です。
スーツから取り出せば、昔の古い革紐との組み合わせも抜群で、アンティークの風格が漂います。
時計の重さも約８０グラムと、重すぎずちょうど良い重量感。
スーツやベストなどの服装に合わせると、「粋でいなせな」という言葉がぴったりときます。
雰囲気のある時計ですので、時計立てに掛けて書斎に飾っていただくのもお勧め。
コチコチとノスタルジックな音を立てると、仕事の合間の一服に、そして書斎の華になること請け合いです。

状態　A+

商品の紹介にも書かせて頂きましたが、ロゴの部分が少し薄くなっている箇所があります。
同型のものでも薄くなりやすい、消えてしまっているものも多いもので、読める程度であれば状態も良いと言えます。

希少性　A+

ロレックス人気とともに、懐中時計自体も入手は難しくなっていきます。

贈り物　A+

ロレックスの銀時計で、雰囲気の良いローマ数字の文字盤。
あと少し文字盤のＲＯＬＥＸの文字が完全であれば良いのですが、この状態の良さをご理解頂けない方もいらっしゃるかもしれません。
この価値をお分かりいただける方にお勧めします。

備考