
「おっ」と思わせてくれる特別なオメガの腕時計
歴史ある時計メーカーであれば、どれだけ高級そして老舗のメーカーであっても、その時代ごとの形の時計が作られていました。
今で言う昭和レトロな「定番」という形が作られ始めた時代になって、時計のデザインは、メーカー問わず、一気に他社追従、平均化・標準化されていきます。
それが現代でいう、「どのメーカーの時計も同じ」と言われる由縁。
そんな中で、アンティークに興味を持って頂けるのは、当たり前ではない「楽しさ」を感じて頂けるからかと思います。
このオメガの腕時計は、そんな方にこそお勧めしたい、特別さが楽しめる腕時計。
「どうぞご覧ください」「そうですよね?」と、それだけで通じるところがあるのではないでしょうか?
この時代ならではの、曲線の利いた縦長。
そこまでのものなら、比較的良くあるかもしれませんが、この時計のような幅が広いものとなると、あまり見かけることが少なくなります。
そしてそれがオメガの腕時計であったなら?
ケースの素材も銀製で、この時代にはまだ使われてこそいましたが、銀色の素材は、のちのステンレス系の素材に変わっていきます。
バンドを留める部分も、現代の時計の「ばね棒」とは違って、ワイヤーラグというバーにバンドを巻き込んで留める作り。
時計の針の形も、これは懐中時計時代の名残り。
40年代に入ると、針のデザインも変わっていくため、そういった意味でも希少な作りと言えるものです。
時代背景がしっかりと伝わる
時計のケースの裏側をご覧頂くと、そこにはKMもしくはMKと彫りがあり、おそらくは当時の持ち主のイニシャル。
そして31/3 1939の数字は、1939年3月31日に贈られたものであると考えられます。
時計の製造年そして贈られたと思われる年代も合っていて、そういう意味でも、しっかりと時代背景に沿う1点。
オメガの機械としても、この時代ではかなり珍しいもので、そのような点でも希少さ・貴重さのある腕時計になります。
店主のワンポイントと評価
総合評価
誰もが持っているオメガではなくて、自分だけが持つ、そして知る「オメガ」。
百貨店や時計店に並んでいる、没個性の腕時計を着けることに飽きた方に、スマホで時間を見てしまう、そんなあなたにお勧めしたい1点。
この時計を買った記念に出かけてみる、相棒として楽しむ、そういった面白さを感じて頂ける特別さがあります。
この時代の時計としては珍しく、かなりしっかりとしたサイズ感があり、対応するバンドも20mmと非常に幅広になります。
当時の用途としても男性用ですが、女性が着けると少し大きめという印象です。
ただ現代では、女性の腕時計のサイズが大きくなりましたので、それと比べると、大きいとは思わないサイズかと思います。
状態
特記事項はありませんが、ケースの裏側に少し黒ずみのある部分があります。
文字盤は再生されているため、少し垢ぬけていますが、ケースも仕上げ直しをしていますので、そういう意味では綺麗に使って頂ける状態だと言えます。
当初のケースは、ケースの上部の蝶番での開閉タイプかと思いますが、こちらでの入手以前に補修された際に蝶番部分は、一部の形だけが残されています。
希少性
作りや年代的にも珍しいもので、機械自体も珍しい1点になります。
贈り物
作りやデザイン、特殊性が楽しめる1点で贈り物としてもお勧めです。
ただケースまた文字盤も銀・白色系で、経年の深みという点では少し軽いところもあります。


















































































