誰もが知る高級時計の代名詞
ロレックスを身に着けることがステータスとも言われるほど、高級時計と言えばロレックスと必ず名前の挙がるメーカーです。
今や安定した定番のスタイルが基本のロレックスも、ロレックスとしての創業時からでも1905年から・明治時代から続く歴史があり、その時代ごとに作られていた時計の形は違います。
当時の他の大手と比べても数は少なく希少ですが、懐中時計の時代には懐中時計を、そして各メーカーがこぞって違ったデザインを生み出していた腕時計時代には、現在からは考えられないような形の腕時計も作っていました。
元々作られていた数が少ないこともあり、ステータス時計となったロレックスは、アンティークでも数が少ないうえに人気があります。
アンティークならではの形と雰囲気
この腕時計は、そんなロレックスの1930年頃に作られた婦人物の腕時計。
現代のロレックスにはない、この時代だけの、「作りの面白さ」を味わっていただける1点。
時代を反映するように、現在とは作りやデザインも大きく違うのがお分かりいただけるかと思います。
細長い樽型の形をしたケースは、とても個性的で味のあるスタイル。
時計の顔である文字盤も、そのケースの形に合わせて特殊な形をしているもので、良く写真をご覧頂かないとわからないのですが、1時から7時、11時から5時と、それぞれ直線的にデザインとして溝が入っているのがお分かりいただけるでしょうか。
アンティーク時代の婦人物らしく、長針と短針のシンプルなデザイン。
インデックスなどのデザインもとてもシンプルで素朴ですが、そこに入るロレックスの銘とともに、アンティーク感を楽しんでいただける作りになっています。
店主のワンポイントと評価
総合評価
ロレックスにもこんな時代があったんだと、驚いていただける1点かと思います。
デザインとしてはシンプルなものではありますが、ちょっと趣向を凝らした形、そしてアンティークのこの時代ならではの独特な作り。
現行品の新しいロレックスにはない、年季と熟成その希少さを楽しんでいただく1点かと思います。
バンドは入荷時に付いていたままで約8ミリ幅ですが、少し絞った状態で付いています。
ワイヤーラグという当時の現行品のバンドとは違う作りのものになりますので、時計に合わせてバンドもオーダーメイドをしていただくことをお勧めします。
状態
非常に状態の良いものですが、文字盤に経年による荒れなどが見られます。
希少性
元々数が少なく希少なものですが、ここまで状態が良いものでロレックスとなると、入手の難しい希少品です。
贈り物
現行品のロレックスとは明らかに違うデザインやスタイルを楽しんでいただけるもので、贈り物としてもとてもお勧めできるもの。
ただし、使われていたアンティークということで、経年・使用による劣化があることをご理解いただけるお客様に限ります。
備考
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