ウォルサムアンティーク腕時計華やかな豪華ケース【1900年製】

小さな時計に詰められた華やかな個性

西洋骨董という、甘美な魔法のような言葉。
その言葉に求めるものは、美術品の様な芸術性と、職人が時間と手間をかけて作り上げた珠玉のような繊細さ。
この腕時計はそんな甘美な言葉に負けない、芸術性と繊細さのどちらをも併せ持ったアンティーク時計です。

時代は１９００年代の始まり。
この当時に作られた時計たちが、のちに１９００年の初頭から始まる腕時計の流行によって、懐中時計から腕時計へと作り替えられていきました。
この時計は機械の作られた年代から、その中の１つだと考えられるもの。
世紀を越えた時代に作られた素晴らしい芸術性、そして当時の職人たちが腕時計の中にも懐中時計の要素を取り入れようとした名残りを見ることができる素晴らしいケースデザイン、その２つに恵まれたという時代と職人の産物です。

文字盤の金彩模様も繊細で非常に素晴らしく、針のデザインや繊細さはまるで中世のような豪華さを感じさせます。
文字盤の赤いインデックスはおそらくルビーで、ケースのデザインも含めて装飾性が非常に高いことがおわかりいただけるはずです。
アンティーク時計を着けるなら、他とはまったく違うものを・デザイン的にも群を抜いた時計を着けてみたいものです。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A-

デザイン的には女性にお勧めしたいものですが、芸術品のような特別な時計をお探しなら、少し小ぶりにはなりますが男性にも合うサイズです。
女性にお使いいただくなら、ファッション的に着けていただくなら、魅力が光る特別な時計に。
男性の方なら、腕の細い方ならちょうど良い大きさ、腕が太い方なら少し小ぶりに感じられるサイズです。

状態　B+

写真でご確認いただけますが、文字盤の４時の外側・ふち辺りに少し欠けがあります。
表蓋を付けている状態では見えない個所で、オーバーホールなどのメンテナンス時以外は見えない個所です。
またヘアラインがあるものの、陶製という点から長い年月の間には仕方のないものでもあり、１００年を越えてこの状態なら良しとしてもらうもの。
これが原因で、文字盤自体が簡単に割れてしまうようなものではありません。

希少性　A

この時代の時計の中でも少し小ぶりなサイズで、このサイズでこの手の文字盤は非常に珍しいものです。
小さなサイズの中に、繊細なデザインが施されているため、しっかりとした密度のある良いデザインになっています。

贈り物　A-

文字盤に欠けとヘアラインがありますので、その点にご理解のある方にのみお勧めします。