ロンジン昔の雰囲気そのままに ローズ色の銀無垢アンティーク懐中時計 【1936年製】

忠実に懐中時計の原点に戻る

大きなサイズ感のある、オープンフェイスの銀時計。
懐中時計の全盛期に見られる、そんな魅力あるアンティークの姿。
当時の当たり前であって、まさに定番という懐中時計の中の懐中時計というその形。
時代は少し進んで腕時計の時代へと変わり始めた中、懐中時計は懐中時計として、その原点に忠実に立ち戻ったような「定番」という形のロンジンの懐中時計。

現代でもそうですが、時代が変わり形が変わっても、変わりにくいもの・変わらないものが人の好み。
時計という長年親しんだものを、急に腕時計へと変えるのではなく、好きなままそのままの形で使うというのが、当時の潮流の１つだったのでしょう。
もちろん現代のように、毎年新しいモデルが作り出されるような時代ではなく、それだけに良いモノがしっかりと使われ伝わった時代ということかと思います。

ローズ色と綺麗な銀ケース

この懐中時計の特徴は、その昔ながらの「ザ懐中時計」というその姿。
それがまず１つと、もう１つはローズ色という、色味の点での違いがあります。
銀無垢のケースは変わらない綺麗な形・デザインでありながら、その表面にローズゴールドを施して、色味という点で大きな違いを出しています。
直径約５センチと、昔の懐中時計の中でも、直径というサイズで言えば大型の懐中時計に当たります。
しかしながら、そこは時代とともに進歩したところがあり、当時よりも機械は小さなサイズのものが使われているため、ケースに対して機械のサイズが小さいというのも１つのポイント。
昔の大型サイズの懐中時計と比べると、その重さや厚みという点で、より扱いやすくなっているというメリットもあります。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A+

年代だけを見ると、１９００年頃のものと比べると、その年数だけで物足りなさを感じられるかもしれません。
しかしながら、この数十年の間に作られる機械・技術も進歩しているため、そういった点では、その年代以上のお得感があるものかと思います。
懐中時計時代としては終わりに近くなっていたため、この懐中時計自体もあまり使われることが無かったのでしょう。
ローズ色の部分に剥げている箇所が見られるものが多いのですが、全体的な状態もとても良く、デザイン・サイズ・状態面と合わせて、楽しんで頂ける１点だと思います。

状態　A+

経年変化やケース裏側の軽い窪み、ケースのローズ色の部分に薄くなっている箇所もありますが、全体的にとても状態の良いものと言えます。

希少性　A

懐中時計自体の数が少なくなっている時代で、状態の良いものとなると探すのは難しくなります。

贈り物　A+

アンティーク懐中時計として、直径にして５センチという大型サイズで色味もローズ色と特色有。
針の形やケース裏面の装飾部分など、楽しめる部分がしっかりとある１点で贈り物としてもとてもお勧めできる懐中時計です。

備考