グリュエン 階段のようなラグデザイン ローズ色腕時計 【1950年頃】（販売済み）

「持ちたい心」をくすぐる腕時計

腕時計をしていない方、しばらく着けていない方でも、これはと思わせてくれるのがこの１点。
この時計の写真を１枚づつご覧頂くと、ぐっと心を掴まれるものがあるのではないでしょうか。

何とも言えない雰囲気を醸し出す、ローズの色のちょっと特別な色合い。
そして一番に目が行くところと言えば、バンドを留める部分の階段のようになったデザイン。
これには「えっ？」と、間違いなく２度見してしまうはず。
この写真をご覧頂いている方ですらそうですから、この時計をしている人を見ると、他の人も２度見してしまうはず。
それだけの個性、魅力を備えたデザインだとお分かりいただけるかと思います。

階段状になっているラグの部分はもちろん、ケース上下のラグとケースの間の部分。
ここにも段差を付けて、デザインの統一性を生み出しているのが、デザイン力でその名を知られたグリュエンのらしさがとても良く出ています。
いつもと同じ腕時計を着ける、それはそれで良いものですが、自分の個性を楽しみたいと思わせてくれる１点だと思います。

カーブをした時計の形

グリュエン、あまり日本では聞かないメーカーかもしれませんが、ケースの形がカーブしている時計を生み出したメーカーの先駆。
カーベックスというシリーズの腕時計で、その時代を席巻したのがグリュエン。
この時計のように、ケースに風防はもちろんのこと、シリーズによって中に入っていた機械もカーブしていたカーベックス。
グリュエン社のシリーズであった「カーベックス」が、現在のカーブを描いた形に用いられる「カーベックス」という語源にもなっています。
この時計も表側また裏側をご覧頂いても、カーブを描いた形になっているのがお分かりいただけるかと思います。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A+

上品でちょっと特別な場に着けたい腕時計。
こういったところに着けて行こう、こんな服装に合わせようと、想像して頂くのが楽しくなる特別なデザイン。
いつもの仕事時計で楽しいのか、改めて考えさせてくれる時計だと思います。
もう一度改めて、腕時計をしてみようと思わせてくれる１点になるはずです。
男性用ではありますが、デザインやサイズ的にも女性にもお勧めです。

状態　A

軽い傷や劣化はあります。

希少性　A

多くのデザインを生み出していたグリュエンですが、特別なデザインや色味のものは、やはりそれだけ数も少なくなります。

贈り物　A+

よほどの時計好きでもない限り、このようなデザインの時計をお持ちであることはないでしょう。
アンティーク・手巻き、かつ特別なデザインで、贈り物にさらに特別な印象を与えてくれるものです。

備考

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