ベンソン素朴で大きな9金無垢アンティーク懐中時計【1928年頃】

商品のご紹介

英国そして大英帝国の中心ロンドンを代表する時計メーカー「ベンソン」。
英国王室御用達という英国最高の名誉を持つブランドで、その正式名称はジェームス・ウイリアム・ベンソン。
歴代の英国国王にちなむ名前を背負い、英国を代表するべくしてなったともいえる名前にも感慨深いものを感じるメーカーです。

日本では英国に留学をしていたことから、持前の英語力や経験を生かして戦後の占領軍・マッカーサーにも対等に渡り合ったという戦後復興の立役者白洲次郎が愛用していたメーカーとして知られています。
英国では知らない人はいないと言われたメーカーですが、日本では知る人ぞ知る・特に政財界に関わる人知っているという名ブランド。
政財界関係者に特に知られているのは、かの白洲次郎を尊敬している方が多いからだと言われています。

ベンソンの懐中時計がどうしてそこまで人気があったのか。
それはベンソンの懐中時計をいくつか見てみるときっとおわかりいただけるはず。
そしてカーマニアとしても知られていた、こだわりと折れない芯を持った白洲次郎が愛してやまなかった理由はきっとそこにあるはずです。

ベンソンの魅力は、ある意味で愚直なまでに「時計」であること。
風格のある重厚な作りと素朴ながらも基本に忠実。
質実剛健というような、芯のあるこだわりでしょう。

この時計にしてもまさにその通りで、当時の懐中時計のスタイルを自然なままに持ち、それでいながら金時計のケースは厚く頑強といえるほどに重たい。
手に取った時の重みと、置いた時の存在感。この時代の英国・スイス時計らしさ。
飾り気のないところ、それこそが魅力であり、一度その魅力に取りつかれると、引き離されない・飽きがこないという魅力であるのでしょう。
長く使っていただくなら、このようなベンソンの魅力こそが最高の魅力であるといえるでしょう。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A+

さすがにロンドンの名ブランド。紳士が着けるにはこのような実のある時計が好まれたのでしょう。
飾らないけれども、金無垢のケースは驚くほどに重たい。
外観からはわからないところに力を入れているのは、日本の伝統工芸にも通じるものがあります。
金時計にも装飾の綺麗なものなどいろいろとありますので、万人に向く時計だとは言えませんが、ベンソンの魅力をたっぷり感じていただける時計であることは間違いありません。

状態　A+

特記事項はありませんが、秒針の周りに写真では写らない非常にわずかな秒針の擦れ跡があります。
ただ肉眼でも角度によって見えるか見えないか程度です。

希少性　A+

海外でも人気のあるベンソンのアンティークで、金無垢の大型懐中時計は珍しいものです。

贈り物　A+

非常にきれいな時計で状態も良く、ベンソンの金時計という珍しいもの。
重厚感も楽しめますし、アンティーク時計の基本的な形で風格があります。
贈り物としてはお勧めできないはずがないというものです。